高齢ドライバーの死亡事故、半数近くが「認知機能低下の恐れ」[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

運転免許の更新時などに認知機能検査を受けた75歳以上の高齢者のうち、2018年中に交通死亡事故を起こしたドライバーは前年に比べて29人多い414人で、このうち半数近い49.2%の204人が認知症の恐れがある「第1分類」か、認知機能低下の恐れがある「第2分類」と判定されていたという、ショッキングな集計結果が明らかになった。

警察庁が公表したもので、きょうの各紙も「『認知機能問題の恐れ』49%、75歳以上運転の死亡事故」(日経)などと、社会面で大きく取り上げている。

記事によると、18年に死亡事故を起こした755歳以上の460人のうち、更新時74歳以下だったなどで検査を受けていなかった人を除いた414人のなかで、第1分類は20人(4.8%)、第2分類は184人(44.4%)、認知機能低下の恐れなしとされた「第3分類」は210人(50.7%)だったという。

もちろん、高齢者でも運転歴が長くドライブテクニックに優れている人も少なくない。高齢者=認知機能の低下と決めつけるのはどうかと思うが、馬齢を重ねると視力や足腰などの身体機能が低下してくることは避けられないことも確かである。ただ、交通事情の悪い地方都市ではやむを得ずハンドルを握らなければならないケースもあり、高齢者が起こす交通事故を少なくするためには、併せて公共の交通機関の整備を急ぐことも必要だろう。

2019年3月19日付

●仏政府「不可逆な関係」要求、日産・ルノー、スナール氏明らかに(読売・11面)

●「ゴーン被告報酬隠す対策」検察側主張へ総額19年で314億(読売・35面)

●景気実感「悪くなった」49%、消費増税「反対」55%、本社世論調査(朝日・1面)

●日産会長空席ルノーに配慮か(朝日・7面)

●ダイハツ九州工場一部再開、火災で操業停止(朝日・9面)

●死亡事故49%認知機能低下(朝日・37面)

●MRJは飛び立てる、来年半ば納入に自信、三菱重泉沢次期社長(毎日・6面)

●事業見直し再加速、パナソニック津賀一宏社長(毎日・7面)

●豪華バスでゆったり、阪急交通社、来月から運行(東京・7面)

●日仏連合、「1400万台」見直し、販売目標より利益重視、日産の米事業再建焦点(日経・17面)

《福田俊之》

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