コネクトカーのデータを情報に即変換、新ソリューション発表…NXPセミコンダクター

NXPセミコンダクターのMPC-LSチップセット・ソリューション
NXPセミコンダクターのMPC-LSチップセット・ソリューション全 1 枚

NXPセミコンダクターは3月19日、自動車メーカーに対してコネクテッドカーのデータ利用と新サービス提供への新たな道を拓く高性能サービス指向ゲートウェイ向け車載ネットワークプロセッシングチップセットソリューションを発表した。

運転状況に応じて利用する保険、予知メンテナンス、無線通信の「OTA」でアップグレードできる車載データ適用型サービスの市場規模は、McKinsey & Companyによると、2030年までに約7500億ドルに達すると予測されている。こうしたサービスや、コネクテッドカーから得られる情報は、新たな収入機会の創出、ユーザーエクスペリエンスの向上、安全性やセキュリティの強化、コスト削減によって、自動車産業の構造的改革を促進すると見込まれている。

このような新たな機会を実現するために、自動車の中心に配置されるサービス指向ゲートウェイでは、自動車内部で大量のデータのセキュアな処理と転送が必要。こうした要求に応える車載ネットワークプロセッシングソリューションが求められている。

コネクテッドカーが生成するデータは、センサー、車の使用状況、ドライバーと同乗者の挙動から、1日でテラバイト単位にも及ぶ可能性がある。このサービス指向ゲートウェイは、生成されたデータをすぐに利用可能な情報へ変換することで、ワイヤレスネットワーク帯域幅を有効活用する性能を持つ。追加分析やデータストレージを支援するクラウドへの送信作業を、低コストに抑えることが可能になる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る