VW、移動式の急速充電ステーション「パワーバンク」発表…ジュネーブモーターショー2019

フォルクスワーゲングループの移動式の急速充電ステーション「パワーバンク」(ジュネーブモーターショー2019)
フォルクスワーゲングループの移動式の急速充電ステーション「パワーバンク」(ジュネーブモーターショー2019)全 7 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は、ジュネーブモーターショー2019において、移動式の急速充電ステーション、「パワーバンク」のデザインスタディを発表した。

フォルクスワーゲンが開発した移動式の急速充電ステーションは、出力100kWの急速充電が可能だ。蓄電容量は最大360kWh分に対応しており、これにより、フォルクスワーゲンが2019年内に市販予定の次世代EV、『ID.』を含む最大4台のEVを同時に充電できる。

移動式の急速充電ステーションは、大きさが120×100cmとコンパクト。例えば公共駐車場、企業の敷地内、大規模なイベントなどにおいて、一時的な充電ポイントとして、必要に応じて柔軟に設置することができる。ユーザーはインターネットやスマートフォンのアプリを通じて、移動式の急速充電ステーションを簡単に見つけることが可能だ。

フォルクスワーゲングループは2020年から、この移動式の急速充電ステーションをドイツ・ハノーバー工場で量産する計画だ。まずは2019年内に、ドイツ・ヴォルフスブルクで試験運用を行う。

急速充電ステーションは、フォルクスワーゲングループの電動車向けモジューラー車台、「MEB」に基づいており、そのセルモジュールを使用するように設計されている。さまざまな容量レベルにスケールアップすることが可能、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る