ボルボカーズ、ドライバーをモニターする車載カメラを全車標準化へ…2020年代初頭から

ボルボカーズのドライバーをモニターする車載カメラのイメージ
ボルボカーズのドライバーをモニターする車載カメラのイメージ全 3 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は3月20日、2020年代初頭に発売する次世代モデルから、全ボルボ車にドライバーの状態をモニターする車載カメラを標準装備すると発表した。

【画像全3枚】

この車載カメラは、ドライバーの飲酒や薬物使用による酩酊、注意散漫の問題に対応するのが狙いだ。車載カメラが、ドライバーの状態を常時モニター。ドライバーが車両の発する警告信号に反応せず、死亡や重大な怪我に至る事故を起こす危険性がある場合は、車が運転に介入できるようにする。

車両による介入には、「その車の最高速度を制限する」、「Volvo on Callアシスタンス・サービスに警告を発する」という方法がある。さらに、最後の手段として、「その車を自動で減速させて安全に駐車させる」ことまでが含まれる。

ボルボカーズによると、危険を招く行動の例としては、「長時間にわたりステアリングの操作が全くない」、「ドライバーが長い時間にわたり目を閉じているか路面を注視していない」、「走行中の車線を逸脱するほどの蛇行運転をする」、「反応時間が極端に遅い」、などがあるという。

すべてのボルボ車への車載カメラの導入は、2020年代初頭に発売する次世代ボルボの「SPA2」プラットフォーム車から開始される予定だ。カメラの正確な台数や車内のどの位置に設置するかについては、今後明らかにする、としている。
ボルボカーズ(Volvo Cars)は3月20日、2021年モデルからすべてのボルボ車に、「ケアキー」を標準装…

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  3. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る