ランドローバー、中国コピー車との裁判に勝訴…グローバル自動車メーカー初

レンジローバー・イヴォーク
レンジローバー・イヴォーク全 4 枚

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は3月22日、中国の江鈴汽車を相手取って起こしていた「コピー車」を巡る裁判において勝訴した、と発表した。

ジャガー・ランドローバーが訴えていたのは、中国の江鈴汽車だ。江鈴汽車は独自ブランドの「ランドウィンド」(陸風)を展開しており、ランドローバーの『レンジローバー・イヴォーク』に非常に良く似た『ランドウィンドX7』を生産し、中国で販売している。

ランドウィンドX7は、レンジローバー・イヴォークの特徴のクーペスタイルをはじめ、前後マスクやボンネットの文字の配置に至るまで、模倣したと受け取れるSUVだ。

北京の裁判所は今回、このランドウィンドX7をレンジローバー イヴォークのコピー車と認めた。レンジローバー・イヴォークの5つのデザイン上の特徴が、ランドウィンドX7と重なるためだ。同裁判所は、「2つの車の類似性が幅広く消費者の混乱を招いた」とし、「ランドウィンドX7の生産と販売を、直ちに中止しなければならない」と結論づけた。裁判所はまた、江鈴汽車に対して、ジャガー・ランドローバーに賠償金を支払うよう求めている。

ジャガー・ランドローバーは、この判決を受けて、「北京裁判所のこの決定を歓迎する。グローバルな自動車メーカーが、中国のコピー車メーカーに勝訴した初めてのケース」との声明を発表している。

《森脇稔》

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