0-100km/h加速4.9秒を誇る俊足ワゴン、アウディ S4アバント[詳細画像]

アウディ S4アバント
アウディ S4アバント全 29 枚

アウディ『S4アバント』は、『A4アバント』の高性能スポーツバージョンとして位置付けられている。

搭載されるエンジンは、3リットルV型6気筒DOHC24Vインタークーラーターボで、出力は354ps、最大トルクは500Nmを発生。8速ティプトロニックとフルタイム四輪駆動システムのクワトロが組み合わされ、0-100km/h加速4.9秒を実現している。

このエンジンは、“Bサイクル”と呼ばれるアウディ独自の燃焼方式を採用しており、従来型に対しパワーとドライバビリティを大幅に向上させる一方で(パワーは15kW/21ps、トルクは60Nmアップ)、燃料消費も低く抑えられているという(JC08燃費は従来型の12.6km/Lから12.7km/Lに若干向上)。

同時に過給方式も、従来のスーパーチャージャーからターボチャージャーに代え、トルクとレスポンスを改善。シリンダーブロックをアルミ化するなどして、エンジン単体の重量を従来型比14kgも削減している。

通常走行時エンジントルクを前40:後60の割合で分配するクワトロシステムには、トルクベクタリング、リヤスポーツディファレンシャル(オプション)といったシステムやメカニズムを加えることで、トラクションと敏捷性をさらに最適化。前後ウィッシュボーン式のサスペンションは、Sモデル専用のスポーティなセッティングにより、車高を通常のA4より20mm低くなっている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る