【日産 デイズ 新型】星野専務「日産が設計、開発に挑み、日産が持つ先進技術を投入」

新型日産デイズ発表会(日産グローバル本社)
新型日産デイズ発表会(日産グローバル本社)全 8 枚

日産自動車は3月28日、軽乗用車『デイズ』を全面改良し発売した。先代同様、三菱自動車との協業モデルとなるが、新型ではプロパイロットなど日産の持つ先進技術を搭載するため、日産がが自ら開発、設計に取り組んだ初の軽自動車となる。

日産の星野朝子専務執行役員は同日、横浜市内にある本社で開いた発表会の冒頭、「技術の日産が魂を込めて新型『デイズ』を開発した」と強調した。

さらに「軽自動車は、今では単に小さいから、小回りが利くから燃費が良いから、使い勝手が良い便利なクルマというだけの存在ではなくなった」としたうえで、「日本の新しい軽自動車に求められている価値は、一番安全で一番便利で最高に快適で、そして最もわくわくするクルマということ。これらを実現するために新型デイズは日産がいちから設計、開発に挑み、日産だけが持つ様々な先進技術を投入した」と述べた。

このため新型デイズではプラットフォームおよびパワートレインを刷新し、「日産インテリジェントモビリティの象徴である『プロパイロット』を搭載した。いよいよ軽自動車にも自動運転の時代が到来する」というわけだ。プロパイロットは、上級グレードに設定されており、非装着グレードとの差額は9万7200円となっている。なお、新型デイズの価格は127万3320~177万8760円となっている。

また交通事故や急病の際に専門のオペレーターとデータや音声のやりとりができる『SOSコール』を軽自動車で始めて搭載したのも特徴のひとつ。

全面改良にあたり三菱自動車との役割分担に関して星野専務は「今回は日産の先進技術を載せようというのが基本的なコンセプトだったので、開発と設計は日産が担当した。ただ軽自動車造りは三菱にノウハウがあるので三菱が造った方が良いだろうということで、三菱の水島製作所で造ることにした」と述べていた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
  4. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  5. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る