夕張発の最終列車には乗れないことも---ラストランまで残り3日の石勝線夕張支線

清水沢~鹿ノ谷間を行く下り列車。清水沢駅に近いこの志幌加別川付近は、手前に夕張支線がかつて複線であったことを物語る橋脚が残されている。2019年3月27日。
清水沢~鹿ノ谷間を行く下り列車。清水沢駅に近いこの志幌加別川付近は、手前に夕張支線がかつて複線であったことを物語る橋脚が残されている。2019年3月27日。全 3 枚

JR北海道は、3月31日が最終運行となる石勝線夕張支線に関連して「石勝線(新夕張・夕張間)をご利用予定のお客様へのご案内」という呼びかけを行なっている。

これによると、3月31日は安全確保のため、駅舎内やホームなどで入場制限を行なうことがあるとしており、とくに混雑が予想される下り最終列車(新夕張18時36分発夕張行き)、上り最終(ラストラン)列車(夕張19時28分発追分行き)には乗車できないことがあるとしている。

また、当日は夕張14時35分発新夕張行きの発車に際して、夕張駅周辺でお別れセレモニーが開催される予定となっているが、悪天候の場合は中止になるという。

夕張支線は、3月16日のダイヤ改正から全列車が臨時列車となり、改正前より3往復多い8往復での運行となっているが、千歳発着の直通列車はなくなり、夕張19時28分発の追分行き最終列車を除いて、全列車が新夕張折返しとなっている。

筆者は3月19・27日に夕張支線を訪れたが、平日だけに列車の混雑はそれほどでもなく、沿線で撮影をする人々の姿もちらほらと見かける程度だった。道路とほぼ並行する夕張支線だけに、沿道から列車の撮影をできる場所はかなり多いが、駐車を行なうスペースがほとんどないため、混雑が予想される3月30・31日は、車での来訪は避けた方が賢明と思われた。

現在はキハ40形気動車による2両または3両編成での運行となっているが、3月29日からはヘッドマークを掲出しての運行となり、最終日の3月31日は、夕張発のラストラン列車で、黄色いハンカチなどによる見送りが行なわれる予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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