ダイムラー(Daimler)は3月28日、中国の自動車大手、浙江吉利控股集団との間で折半出資による合弁会社を設立し、次期スマートのEVを共同開発すると発表した。
浙江吉利控股集団は、スウェーデンのボルボカーズの親会社として知られる。2017年には英国のスポーツカーメーカー、ロータスカーズも傘下に収めるなど、拡大路線を歩んでいる。
また、浙江吉利控股集団は2018年2月、ダイムラーの全株式の9.69%を取得し、筆頭株主になった。今回の発表は、両社の提携関係を強化するものになる。
メルセデスベンツ傘下のスマートブランドは2020年から、全モデルの電動化を行う計画だ。まずは欧州と米国で、ガソリンエンジン搭載車の導入を終了し、EVに一本化。その後、全世界へこの戦略を拡大していく。
現行スマートのEV、EQ フォーフォーとEQ フォーツーなお、次期スマートのEVは2022年に発売される予定。中国に新たに建設する電動車専用工場で組み立て、世界市場に投入する、としている。