安全性とデザイン性の高さを両立した北欧の世界観を、ペット用品にも織り込んだボルボ…インターペット2019

ボルボ ブース(インターペット2019)
ボルボ ブース(インターペット2019)全 16 枚

3月31日まで東京ビッグサイトで行われている日本最大のペットイベント、「インターペット2019」。「人とペットの豊かな暮らしフェア」と名付けられたこの展示会には、海外ブランドの自動車インポーターも参加している。2年連続で「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、勢いのあるボルボ・カー・ジャパンは今年で4回目の出展となる。

【画像全16枚】

伝統的な安全性能の高さとともに、近年では北欧デザインの世界観を取り入れた質感の高いインテリアが評価されているボルボらしさが、ペット用品にもあらわれていたのは非常に興味深い。同車のコンパクトSUV『XC40』のラゲッジスペースに取り付けられている「ドッグボックス」は、頑丈な構造のスイス製アルミケージ。クラッシュテストも行い、ドイツに本拠を置く第三者試験認証機関「テュフズード」の認証を取得しており、その安全性は折り紙付きである。シートベルト素材のベルトとフックで固定されており、大人の男性が力を入れて揺らしても安定感があった。また、この「ドッグボックス」と組み合わされる「イージーステップ」は、サイズ、素材感、デザインが統一されているとともに、表面は愛犬が足を滑らせないための加工とお洒落デザイン性が融合されている。

今年のもう一つの目玉は、今夏発売が予定されている新しいコンセプトのリヤシート用カバーで、プロトタイプがこのインターペットでワールドプレミア(世界初披露)されている。乗車時はリヤシート上面を取り囲んで愛犬専用空間に変えるこのカバーは、ファスナーで四隅をオープンにすることが可能な構造になっている。愛犬が車に乗り込む際には、側面のシートを外側に垂らせば地面からサイドステップまでをカバーしてくれるため、汚れを防ぐだけでなくつまずき防止にも役立ちそうだ。

また、シートベルトに接続して使用する犬用シートベルト、「ドッグハーネス」が装着できるよう座面部にあたる部分もファスナーで開けられる構造になっている。抜け毛やホコリがカバーの下にたまるため、あえてシートベルト用の穴を設けない製品も多い中、安全性を最優先するボルボらしいこだわりである。ミッドサイズ・ステーションワゴン『V60』に搭載されていた試作品は、「ブロンド」のインテリアカラーとコーディネートされており、ここにもボルボらしい安全性と高品質の両立へのこだわりが感じられた。

その他、北欧家具調のペット用ベッド、愛犬用バギー、小型犬の首に優しいスタンド付きのフードボウルなど、ボルボの世界観とマッチしたペットに優しく安全、かつ、お洒落な製品の数々が見られた。また、自動車メーカーのブースらしく、ペットが大型SUVの『XC90』を模したミニチュアカーに乗って写真撮影ができるコーナーもあり、多くの愛犬家でにぎわっていた。

《石川徹》

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