『DIATONE SOUND.NAVI』でカーライフはこう変わった Part 3…景色が変わる

愛用者に訊く。『DIATONE SOUND.NAVI』でカーライフはどう変わったのか…。 Part3
愛用者に訊く。『DIATONE SOUND.NAVI』でカーライフはどう変わったのか…。 Part3全 5 枚

2012年に初登場して以降、6代目の現行モデルとなるまで進化を繰り返してきた『DIATONE SOUND.NAVI』。それを複数台使ってきた愛用者に取材し、当機を中心に据えたカーオーディオライフをどのように満喫しているのかをリポートする長期連載特集をお届けしている。

その第3弾となる今回は、千葉県浦安市にて店舗を構える実力ショップ、“アークライド”でシステムをセッティングした加藤佑弥さんを紹介する。同店にて加藤さんに会い、じっくりと話を訊いてきた。

■“走り”から“音”へ、追求する方向性が変化。そうして自作でシステム搭載を開始。

最初に、カーオーディオ歴から教えてもらった。

加藤佑弥さん。加藤佑弥さん。

「カーオーディオシステムを搭載するようになったのは、今から10年くらい前からです。その前まではマニュアル車の“走り”を楽しんでいたのですが、オートマ車に乗り替えてからは、“走り”ではなく、今度は“音”を良くしようと思い立ち、自作でのスピーカー交換を始めました。音楽は好きでしたし、エントリー機が中心ですがホームオーディオも楽しんでいました。でも、クルマの中で聴いている時間の方が長い。ならばカーオーディオの音も良くした方がいいかなと考えたんです。

“アークライド”の大塚さんにいろいろと教わるようになったのは、その頃からです。そこは自作派を応援してくれるお店だったので、すごく頼りにしていたんです。

加藤佑弥さんと“アークライド”の大塚さん。加藤佑弥さんと“アークライド”の大塚さん。

でも、最初はなかなか納得できるシステムが組めませんでした。しっくりくるスピーカーに出会えなかったんです。しかし2年後くらいにようやく、良いなと思えるスピーカーと巡り会えて。フォーカルのミドルグレードの3ウェイスピーカーでした。そうしてやっと、手応えあるシステムを組み上げることができました。AV一体型ナビをメインユニットとして使い、フロント3ウェイ+サブウーファーを外部パワーアンプで鳴らすというある程度本格的なシステムを構築し、それで結構長い間楽しんでいたんです。ところが…」

■純正スピーカー+『NR-MZ80PREMI』の音を聴いて、大きなインパクトを受ける…。

加藤佑弥さんと奥さまの友紀さん。加藤佑弥さんと奥さまの友紀さん。

一旦はシステムを完成させ、しばらくはそのままの状態で楽しんでいたとのことなのだが、システムアップを決意させるとある事件が勃発する。

「カーオーディオって上を見るとキリがありませんよね。なのでシステムアップさせたい気持ちに歯止めをかけていたんです。しかし5年前に、システム変更を決意させるユニットと出会ってしまいました。それが『DIATONE SOUND.NAVI』だったんです。

アークライド(千葉県浦安市)。アークライド(千葉県浦安市)。

クルマを今の“ホンダ・オデッセイ”に乗り替えたばかりの頃でした。そのタイミングでたまたま“アークライド”に遊びに行ったら、試聴ボードに『DIATONE SOUND.NAVI』が設置されていたんです。2代目モデルの『NR-MZ80PREMI』でした。こんな機種が出たんだなと試聴ボードの前で聴いていたら、代車に装着してあるからその音も聴いてみたらと大塚さんにすすめられて。聴いたら、びっくりしました」

そのクルマのシステムについては、大塚さんが解説してくれた。

「純正スピーカーを『NR-MZ80PREMI』で鳴らすというだけのシンプルなシステムでした。『NR-MZ80PREMI』に対しては電源強化を施してありましたが、スピーカーはまったくの純正状態。ダッシュボード内に搭載されている約10cm口径のフルレンジスピーカーを『NR-MZ80PREMI』で制御して、チューニングする前と後の音を聴き比べられるようにしていました。

未調整状態と僕が調整した状態を設定画面で切り替えたときに、ぱっと景色が変わりリアルなサウンドステージが目の前に浮かび上がるので、試聴された方がビックリしてくれるんです。そりゃ条件最悪のダッシュボード上にある10cmの純正スピーカーの音が調整一つでリアルなサウンドに変わるんですから、驚きますよね。そんな反応が面白くて、いろんなお客様に聴いてもらっていました」

加藤さんが話を続けてくれた。

「それを聴いたのが決定打になりました。これは凄いなと。そして久しぶりのシステムアップに踏み切ることを決意して、『NR-MZ80PREMI』を購入し、早速“オデッセイ”に装着しました」

■しばらくは純正スピーカーのままで『NR-MZ80PREMI』の音を楽しむ。

しかしながら、スピーカーの移設はすぐには行わなかったという。

「実は最初の1年くらいは、純正スピーカーのままで聴いていたんです。『NR-MZ80PREMI』を積んで鳴らしてみたら、これで十分じゃないか、そう思えたんです。

素の音も良くなりましたし、やっぱり調整機能のクオリティが上がったことが大きかったと思います。サウンドチューニングも自分でやっていたのですが、細かく追い込めるようになったことで、仕上がりの音が相当に変わりました。

とはいえ1年後に、それまで使っていた3ウェイスピーカーを装着してみたら、当然ながらそこから格段に音が良くなりました(笑)。前のシステムよりもさらに音が良くなっていることも実感できました。『NR-MZ80PREMI』に換えて良かったなと、改めて感動に浸りました。

そうしてその後まもなく、現在のシステムのベースが出来上がります。『NR-MZ80PREMI』を核として外部パワーアンプの4chを使ってフロント3ウェイを鳴らすという、『DIATONE SOUND.NAVI』だからこそ可能な、合理的かつ満足度の高い本格システムを完成させることができました。

ただ…。『NR-MZ80PREMI』を買ったすぐあとに『NR-MZ90シリーズ』が、その翌年には『NR-MZ100シリーズ』が登場します。新しいモデルが出る度に気になりましたね。特に『NR-MZ100シリーズ』はフルモデルチェンジされていて、操作性や画面の見やすさもぐっと向上していましたから、欲しくなりました。でも『NR-MZ80PREMI』を購入してまだ2年も経っていませんでしたので、買い替える決心がつかず…。いいなと思いながら、その気持ちを押し殺して過ごしていました(笑)」

■仕事帰りの車中では、音楽を聴くことで疲れた心と体をリセット!

しかし昨年末に、機種変更を実行するきっかけが訪れる。

「スピーカーがそろそろ疲れてきたので、グレードアップに踏み切ることにしたんです。ならばこの際なので全体の底上げも図ろうと、念願だった『DIATONE SOUND.NAVI』の最新モデルへの換装も併せて行うことにしたんです。『NR-MZ300PREMI』となりモニターが8型に変わっていたことも交換する後押しになっています。もう換えるしかないだろう、そう思っていたんです。

そしてスピーカーにはフォーカルの新たなフラッグシップモデル、『ユートピアMシリーズ』をチョイスしました。

なお今回は初めて、インストールも“アークライド”の大塚さんにお願いしました。やっぱりプロは違いますね(笑)。完成度高く仕上げてもらったのを見て、聴いて、お願いした方がむしろ安いな、そう思えました。

新しいシステムの音にも大満足しています。それまではある程度音量を上げないと聴こえてこなかった細かな音が、音量を上げなくても全部聴こえてくるんです。そして、音像の立体感も全然違っています。フロントガラスの向こうまで奥行きを感じられるようになりました。

音以外も凄く進化していますよね。画面が相当に見やすくなりました。太陽光が当たっても視認性が落ちませんし。そして操作性も実に良好です。ドラッグ操作で地図をスクロールさせようとするときには、地図が指の動きにピタリと追従しますしね。

今の音に100%満足できています。週末に妻と一緒にドライブするときには音量は小さくしていますが、小さい音でも心地良く、会話を楽しむのにも邪魔になりません。そして仕事帰りの車中では、音楽を聴くことで疲れた心と体をリセットできます。

生活の中で音楽は欠かせない存在です。それを良い音で楽しめる環境を持てていることを凄く嬉しく思っています。今後もカーオーディオという趣味を一層深く楽しんでいけたらいいですね」

『DIATONE SOUND.NAVI』が、カーオーディオライフを一層充実させるための1つの有力な選択肢であることを、加藤さんの話を訊いて改めて実感できた。純正スピーカーのままでも、本格的なスピーカーレイアウトを敷くときでも、『DIATONE SOUND.NAVI』は力を発揮する。音楽とドライブは切り離せないという方は、当機のチェックはマストだ。

愛用者に訊く。『DIATONE SOUND.NAVI』でカーライフはどう変わったのか…。 Part3

《太田祥三》

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