ゴーン前会長解任へ、きょう日産の臨時株主総会[新聞ウォッチ]

日産自動車のカルロス・ゴーン前会長
日産自動車のカルロス・ゴーン前会長全 1 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ……

統一地方選の前哨戦の11道府県知事選、6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が投開票されたことで、きょうの各紙は特別の輸送態勢で紙面構成もその選挙関連の速報を取り上げている。各紙の1面トップは最大の焦点となった大阪府知事・大阪市長のダブル選で、いずれも「大阪都構想」を推進する「大阪維新の会」の候補が勝利したことを報じた。

そんな中、統一地方選の結果どころではないのが日産自動車。きょう4月8日は午前10時から東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で臨時株主総会を開催。カルロス・ゴーン前会長らの解任を決議するからだ。

選挙速報中心の各紙も「ゴーン容疑者妻米旅券で出国」(読売)、「ゴーン前会長妻の尋問要求」(毎日)や「ゴーン容疑者、毎年500万ドル代理店に、報奨名目も業績連動せず」(産経)などと1面や社会面で掲載。キャロル夫人の出国で尋問が難しくなったことなどの情報を伝えているが、ゴーン容疑者が無実を主張するならば、夫人も慌てて“逃亡”せずに正々堂々と尋問に応じるべきではないだろうか。

2019年4月8日付

●ゴーン容疑者妻米旅券で出国、「身の危険感じた」仏紙報道(読売・19面)

●日本への投資に懸念、ゴーン前会長巡りレバノン副首相(朝日・5面)

●大阪維新ダブル勝利、府議も過半数、北海道は与党大勝、統一地方選(毎日・1面)

●ゴーン前会長妻の尋問請求、地裁に特捜部、出国で実施困難(毎日・1面)

●ゴーン前会長知人、役員に、資金還流経由の複数社(毎日・15面)

●ゴーン容疑者、毎年500万ドル代理店に、報奨名目も業績連動せず(産経・19面)

●ゴーン前会長還流主導か、旧知弁護士にペーパー会社設立指示(東京・15面)

●経営の視点、トヨタ、特許開放で求めるもの(日経・5面)

●日産、体制移行を本格化、6月総会で改革案審議(日経・5面)

●ゴーン元会長の保釈条件、面会人物を記録、通信履歴を保存、弁護人が明かに(日経・31面)

《福田俊之》

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