VWの主力商用車『トランスポーター』、改良新型で異例のステアリングシステム大幅変更の狙いは

フォルクスワーゲン・トランスポーター 6.1
フォルクスワーゲン・トランスポーター 6.1全 3 枚

フォルクスワーゲンは4月8日、ドイツ・ミュンヘンで開幕した「バウマ2019」(国際建設機械・建設資材製造機械・建設用車両専門見本市)において、『トランスポーター6.1』(Volkswagen Transporter 6.1)を初公開した。

画像:フォルクスワーゲン・トランスポルター 6.1

フォルクスワーゲンは2015年春、現行トランスポーターを欧州で発表した。トランスポーターは、フォルクスワーゲンの主力商用車のひとつ。初代は1950年発表という伝統のモデルが、トランスポルターだ。現行型は、6世代目モデルとなる。

この現行トランスポルターがデビューから4年を経て、初の本格改良を実施し、バウマ2019でトランスポーター6.1が初公開された。車名の「6.1」とは、6世代目モデルの最初の進化版であることを意味している。外観は、大型化されたフロントグリルが特長だ。

トランスポーター6.1のハイライトは、パワーステアリングを油圧式から電動式に変更した点だ。フォルクスワーゲンによると、ステアリングシステムの変更は複雑なため、通常はフルモデルチェンジのタイミングで行うが、今回は敢えて、改良新型で実施したという。

その狙いは、最新の先進運転支援システム(ADAS)の採用にある。改良新型には、車線を維持する「レーンアシスト」、自動駐車の「パークアシスト」、歩行者や障害物を検知する「サイドプロテクション」、後方からの接近車両を検知する「リアトラフィックアラート」などの最新の先進運転支援システムが導入された。このうち、レーンアシストやパークアシストは、油圧式のパワーステアリングでは実現が困難なもの。フォルクスワーゲンは、電動パワーステアリングの採用によって、新しい先進運転支援システムの装備が可能になった、としている。

《森脇稔》

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