フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は4月9日、2019年第1四半期(1~3月)のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は145万6400台。前年同期比は4.5%減とマイナスに転じている。
第1四半期の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比6.9%減の70万3400台と後退した。中国を含めたアジア太平洋地域も、6.9%減の74万1000台と減少に転じた。
また北米は、前年同期比1.6%減の13万2100台と、わずかながら前年割れ。このうち米国は8万5900台を売り上げ、前年同期比は2.3%増とプラスを維持した。
ロシアは、前年同期比3.7%増の2万2100台と、回復傾向にある。主力市場の欧州は、前年同期比1.9%減の44万5500台と後退。地元ドイツも3.2%減の13万4300台と、前年実績を下回った。そんな中、ドイツでは『ティグアン』などのSUVの販売が好調で、前年同期比はおよそ50%増と伸びる。今後は、コンパクトSUVの『Tクロス』に対する需要も見込まれるという。
VWポロ2018年のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は624万4900台。前年比は0.2%増と3年連続で前年実績を上回っている。