ゴーン被告の妻・キャロル夫人も証人尋問へ[新聞ウォッチ]

東京地方裁判所 《撮影 高木啓》
東京地方裁判所 《撮影 高木啓》全 3 枚
気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。

4月4日の再逮捕直前に収録したとみられる拍子抜けの動画を公開した日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告の後妻・キャロル夫人の証人尋問が、きょう4月11日にも東京地裁で実施される見通しになったという。

きょうの朝日などが「関係者への取材でわかった」として報じているが、ゴーン被告の再逮捕直後には、身の危険を察知してフランスへ出国していたが、すでに10日夜には日本に戻ったそうだ。

記事によると、ゴーン前会長に流出した日産資金の一部が、キャロル夫人が代表を務めるバージン諸島のペーパーカンパニー「ビューティ・ヨット」に少なくとも9億円が送金されていたことや、息子が起業した会社にも送金されたとされている。このため、東京地検特捜部はキャロルさんの事情聴取を検討したが、キャロルさんは前会長が再逮捕された翌日の5日に出国。特捜部は、出頭を拒んだ参考人を対象とする初公判前の証人尋問の手続きを東京地裁に請求し、認められていたという。

証人尋問に応じるからといって、キャロル夫人も“共犯"とみなされるのかどうかはわからないが、ゴーン被告の特別背任容疑が“家族ぐるみ”の不正だった可能性もある。ゴーン被告、動画を発表(4月9日) (c) Getty Images

2019年4月11日付

●桜田五輪相更迭「復興より議員」発言(読売・1面)

●ブラックホール撮影世界初、存在を証明国際チーム(読売・1面)

●ゴーン前会長妻尋問へ、きょうにも東京地裁で(朝日・35面)

●暮らしに革新5Gに期待、自動運転で事故減、遠隔治療可能に(毎日・7面)

●ゴーン氏解任案99.8%賛成、日産臨時株主総会(毎日・7面)

●世界経済言い訳にせず、三菱自動車の益子修最高経営責任者(東京・7面)

トヨタTAV4新型 《撮影 小林岳夫》●トヨタ、新SUV発売「RAV4」国内で3年ぶり(日経・13面)

●ガソリン、8週連続上昇転倒46.2円(日経・18面)

●平成と事件、飲酒運転は「絶対的悪」福岡3児死亡事故(日経・30面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る