障害者専用駐車場の適正利用を促進---事例集を作成 国交省

床面を青色に塗装した事例
床面を青色に塗装した事例全 2 枚

国土交通省は4月10日、障害者専用駐車区画の適正利用を促進するため「パーキング・パーミット制度事例集~障害者等用駐車区画の適正利用に向けた取組~」を作成したと発表した。

車椅子使用者用駐車施設は、バリアフリー法により整備が促進されているが、障害のない人が駐車することなどで、障害を持つ人が駐車できない問題が発生しており、適正な利用を促すための取り組みが求められている。

こうした課題に対応するため、車椅子使用者用駐車施設や一般の駐車区画も含めた障害者等用駐車区画を対象に、利用できる対象者の範囲を設定、条件に該当する希望者に地域の協力施設で共通利用できる利用証を交付する「パーキング・パーミット制度」は、2006年に佐賀県で導入されて以降、37の府県で導入されている。

制度導入に向けた機運の醸成や、制度の抱える課題の解消による魅力向上のため、「パーキングパーミット制度の導入促進に向けた障害者等用駐車区画の適正利用に関する検討会」が、制度の抱える課題を解消するための取り組みを収集・整理した。これによって、制度未導入の地方公共団体が制度の導入を検討する際や、既に制度を導入している地方公共団体が制度を改善する際に参考にしてもらう事例集を作成した。障害者等用駐車区画の適正利用を促進していく。

事例集では、パーキング・パーミット制度の概要や、障害者等用駐車区画を取り巻く状況、障害者等用駐車区画の事例、パーキング・パーミット制度の運用、海外のパーキング・パーミット制度を紹介している。 

《レスポンス編集部》

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