日産の中国市場における主力コンパクトセダン『シルフィ』新型が発表された。新型はスポーティなエクステリアを特徴とし、低重心でワイドなスタンスとともに空力性能を追求する。低い重心と流線形のエクステリアデザインにより、空気抵抗を低減。前方空気抵抗係数のCd値は、『GT-R』と同等の0.26を実現する。
フロントには日産デザインを象徴するVモーショングリルを装備。リアにはブーメラン型のLEDライトを採用した。ボディサイドのデザインは、静止しているときでも動きを感じさせるダブルウェストラインが特長になるという。
ワイドスタンスとロングホイールベースによって、広々として質感の高い室内空間を追求した。インテリアには、人間工学に基づいて設計されたソフトで快適なシートを採用する。シートには、ラグジュアリーな印象を与えるダイヤモンドカットのキルト柄があしらわれている。
新型シルフィには最新の「HR16DE」型1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。トランスミッションは、エクストロニックCVTを組み合わせた。燃費は、20.4km/リットル。先代の19.2km/リットルに対して、6%以上向上している。
日産 シルフィ 新型(上海モーターショー2019)また、新型シルフィでは、ハンドリングを向上させ、より安定したドライビングフィールを実現するため、ステアリングやサスペンション、ボディの剛性を引き上げている。