【インディ500】佐藤琢磨、現地テストでトップタイムを記録…世界3大レース制覇狙うアロンソも登場

#30 佐藤琢磨がインディアナポリスのテストでトップタイムを記録(通常レース時とは異なるカラーリングで出走)。
#30 佐藤琢磨がインディアナポリスのテストでトップタイムを記録(通常レース時とは異なるカラーリングで出走)。全 5 枚

現地24日、5月に開催される「第103回インディアナポリス500マイルレース」(インディ500)に向けての現地テストが実施され、2年ぶりの優勝を目指す佐藤琢磨がトップタイムをマークした。世界3大レース完全制覇を狙うフェルナンド・アロンソも登場している。

インディ500の舞台となる2.5マイルオーバル、インディアナポリス・モータースピードウェイでのオープンテストは、雨による中断等を挟みつつの展開になった。今回のテストは「ベテラン」と「新人/リフレッシャー(復帰選手)」に分かれての走行セッション実施もあるなどしたが、29選手が走行したなかでの最速タイムを記録したのは一昨年の覇者・佐藤琢磨(#30 Rahal Letterman Lanigan Racing/ホンダ)だった。タイムは39秒6488(226.993mph)。

「天候によってプログラムを中断させられたりはしましたが、今年のインディ500を走るマシンのシェイクダウンとしてはとてもスムーズな一日でした」と琢磨。タイムと順位については、インディ500の本番とは季節条件が違うことにも言及しつつ、「今日は速いタイムが出る条件の日でしたからね」との表現にとどめているが、「チームがオフの期間から良い準備をしてくれていたと思います。コースに出たときからハッピーで、ラップを楽しめました」と好感触を語っている。

2年ぶり2度目のインディ500制覇に向けて、琢磨は順調に滑りだしたといってよさそうだ。

また、自身2年ぶり2度目のインディ500出場が決まっている元F1チャンピオンのフェルナンド・アロンソ(#66 McLaren Racing/シボレー)も登場。この日は電気系の問題が発生するなどしたようで、その影響もあったのか「新人/リフレッシャー」9人中9番目のタイムだった(41秒1542)。

アロンソは昨年のルマン24時間レースで中嶋一貴らとトヨタで総合優勝し、F1モナコGPを含む世界3大レース完全制覇に王手をかけた状態で今年のインディ500に臨む。2年前のインディ500初出走時にかなりの好走も見せたアロンソは「戻ってこられて良かった。この魔法のような場所を再び感じることができたからね」とコメント、しっかり本番を見据える。5月、彼の挑戦は世界中の耳目を集めることになるだろう。

世界最大のモータースポーツイベントとも呼ばれるインディ500の第103回大会(今季インディカー・シリーズ第6戦)は、現地5月26日に決勝レースが実施される予定だ。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る