住友商事、米国で自動運転建機のレンタル事業化に向けてスタートアップと提携

ビルトロボットの装置を取り付けた自動建機
ビルトロボットの装置を取り付けた自動建機全 2 枚

住友商事は4月25日、米州住友商事傘下の大手建機レンタル会社サンステートエクイップメントを通じて、建機の自動化装置を開発するスタートアップのビルトロボティクス(BR)と自動化建機レンタル事業で覚書を締結した。

覚書の締結でサンステートとBRは、2020年中を目途に、BRの自動化装置を取り付けた建機を、サンステートの特定顧客に対してレンタル商品として提供するサービスを開始する計画。

BRは、無人で掘削・積込・運搬などの作業を行う「建機の自動操業」を目指して、後付け型の自動化装置を開発するスタートアップ。多くの労働者や車両が作業する建設現場に導入できるよう、作業員、障害物、その他の車両を検知し、衝突を回避し、緊急時には遠隔操作で停止する機能、設定区域内でのみ稼働する機能などを搭載して安心・安全な自動化を目指している。

住友商事グループは、これまで培った事業にデジタルテクノロジーを掛け合わせて既存ビジネスの高度化、新規ビジネス創出、ビジネスモデル変革を図るデジタルトランスフォーメーションを推進している。今回の取り組みのこの一環。今後も革新的な技術を保有するスタートアップへの投資、企業が保有する技術の活用を通じて、社会のニーズの変化や抱える課題解決に取り組む方針。

ビルトロボットの装置を取り付けた自動建機ビルトロボットの装置を取り付けた自動建機

《レスポンス編集部》

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