【KYOJO-CUP】新女王の座をかけ3シーズン目スタート、第1戦は小泉亜衣が涙の初V

2019KYOJO-CUP第1戦
2019KYOJO-CUP第1戦全 14 枚

女性ドライバーのみで争われるレースシリーズ「KYOJO-CUP」の2019シーズンが開幕。5月12日に行われた第1戦では小泉亜衣(CF亜衣★制動屋★44VITA)が初優勝を飾った。

元レーシングドライバーの関谷正徳氏がプロデュースし、今年で3年目を迎えるKYOJO-CUP。昨年までの2年間は、小山美姫の独走状態が続いたが、彼女は今年ヨーロッパで開催される女性のみのフォーミュラカーシリーズ「W series」に挑戦するため、KYOJO-CUPを卒業することになった。これにより今年は新しい女王の座をかけた戦いが始まった。

そんな中、2019シーズンの第1戦には10台のマシンがエントリー。予選ではトップ5台が1秒以内にひしめく接戦となった。ポールポジションは山本龍(おさきに☆どうぞVITA)が獲得し、決勝でもホールショットを決めたが、4番手スタートの小泉が序盤から好ペースで周回を重ね、4周目にトップに浮上した。

さらに山本はグリッド停止位置に違反があったとしてドライブスルーペナルティを受け後退。2番手には星七麻衣(ワコーズEDニルズVITA)が上がるが、小泉は最後までペースを崩さずに周回し、KYOJO-CUP初優勝を飾った。星七が2位、荻原友美(ありそ鮨し&バンツォVITA)が続いた。

レース中は、とにかく自分に負けないことだけを意識して走っていたという小泉。昨年はKYOJO-CUPに参戦していなかったこともあり、それが彼女自身の不安材料にもなっていたという。「とにかく得たマージンをひたすら守ることを大切にして走りました。嬉しいという言葉に尽きます!」とコメント。チェッカー後にパルクフェルメに戻った時には嬉し涙を流した。

なお、2位に入った星七はレース後の車検で最低重量違反があったとして失格の裁定を受けた。これにより、2位に荻原、3位に細川由衣花(SHOWA-SD VITA)が繰り上がった。

《吉田 知弘》

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