パイオニア、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」大型アップデートへ

新インターフェース
新インターフェース全 7 枚

パイオニアは、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」の大型アップデートを6月上旬に行うと発表した。

ビークルアシストでは、カーナビゲーションや通信ドライブレコーダーをはじめとする業務用車載端末を通信回線でサーバーと接続し、車両の動態管理、メッセージによる業務指示や運行コースの送信・進捗管理のほか、危険運転の把握や自動日報作成など高度な運行管理・支援を行うことができる。

今回のアップデートでは、使いやすさを追求した新インターフェースを採用。ヘッダーメニューに「目的カテゴリーボタン」を配置し、その下に目的別の「機能タブ」を表示し、自然な流れでの操作を可能とした。ボタン・タブの表示/非表示切換えや、ヘッダーメニューへ機能タブのショートカット表示を追加できるほか、オペレーターやドライバーなどの権限ごとに一括してメニュー設定を行えるため、より効率的に作業できる。

安全運転への支援については、運行日の翌日には運転評価メールをドライバーへ自動通知。メールには組織内のランキングも記載することで、運転の振り返りと自発的な改善を促すとともに、ドライバーへの日々の“声がけ"(安全運転指導)業務を自動化。管理者の負担を大幅に軽減する。また、安全運転支援レポートの評価指標に、危険挙動を“叱る"だけでなく、安全運転時に“褒める“評価を追加したほか、前月の走行履歴との比較に加え、過去1年間の走行履歴からの改善状況まで確認できるようにしており、安全運転指導をより適切かつ効率的に行うことができる。

動態管理画面では、車両が設定している「目的地」や管理者が設定した「通知エリア」を同時に表示し、より詳細に車両の運行状況を把握できるようにした。また、個々の車両アイコンの色や形状を変更できる「動態アイコン設定」を追加。トラックや乗用車といった車種、所属部門、事故が多い車両など特定の車両を瞬時に識別できるため、効率的に運行管理業務を行うことができる。

レポート作成機能では、これまでの日報に加え、月報の自動作成機能を新たに搭載した。また、車両の稼働時間や休日稼働などの状況を簡単に把握できる「車両稼働率レポート」の自動作成や、車検やメンテナンス時期を通知する「車両情報管理」を追加。車両の稼働状況を見える化することで車両の不正使用、長時間労働の抑止効果が望めるほか、車両の管理業務を省力化できる。

このほか、管理者が、外出先や出張先からでも管理業務や業務指示を行えるよう、これまでのPCに加え、持ち運びやすいタブレット端末にも対応した。

《纐纈敏也@DAYS》

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