川崎重工が中期経営計画を策定、2021年度に営業利益率6%以上に引き上げ

鈴鹿8時間耐久レースにワークスで復帰するカワサキ
鈴鹿8時間耐久レースにワークスで復帰するカワサキ全 3 枚

川崎重工業は5月20日、2019年度から2021年度までの中期経営計画「中計2019」を策定したと発表した。

新しい中期経営計画では収益力を向上するプログラムの実施や経営管理指標を見直して財務基盤を強化する。

事業ポートフォリオの位置付けの明確化と再構築することで全体最適化を図る。ビジネスユニットのグルーピングを見直し、グループ内経営資源シフトとシナジー発現を同時に活性化する。各事業の位置付けについて変更基準を設け、縮小・撤退を含めて定期的、柔軟に見直す。

また、自前主義に捉われないビジネスモデルの革新を進める。次世代ビークルや水素技術、自律型無人潜水機など、従来の事業領域からバリューチェーンを拡大する。非連続的な分野についてもIoTやAIによる輸送システムやロボティクスなどにも取り組む。ベンチャー探索や共創も積極的に展開する。

横串機能・マネジメントシステムを再構築するなど組織・風土改革も進める。スピードを意識し前向きな挑戦を促進する人事制度の導入などを検討する。

これらの取り組みによって2021年度に税前ROICを10%以上、2018年度に4.0%だった営業利益率を6%以上(1000億円以上)、3年間のフリーキャッシュフローを1200億円以上を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  2. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  3. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る