カルソニックカンセイは新ブランド「マレリ」とキャビン空間をアピール…人とくるまのテクノロジー2019

カルソニックカンセイ(人とくるまのテクノロジー2019)
カルソニックカンセイ(人とくるまのテクノロジー2019)全 10 枚

世界に向けて最新技術や製品を発信する「人とくるまのテクノロジー展」に、先日統合を発表したばかりの、カルソニックカンセイとマニエッティ・マレリが世界共通のブランドとして採用した「マレリ」がブースを出展。イタリアと日本を拠点とする 2つの自動車関連サプライヤーの統合を強くアピールする形となった。

ブースには、カルソニックカンセイとして、「キャビンイノベーション」と「エネルギーマネジメント」。マニエッティ・マレリとして、「ライティングとメーター類」、「排気、パワートレイン」を展示している。

その中でも注目すべきは、ブースの真ん中に堂々と配置された「Human-Max Cabin」で、カルソニックカンセイがその持てる技術を集結させた空間、「Human-Max シリーズ」の4代目だ。

これまで、1代目コクピット、2代目リアル、3代目ヴィジョンと発表してきた同社が、このキャビンに込めた想いは、クルマのキャビンインテリア全体の価値を産み出す事。現在コクピット部分のみでビジネスを展開している同社が、後席やシート、ドアトリムなどを含め、キャビン全体の価値を創出したいという想いがこめられている。

また、サブコンセプトを「Cabin of my own」とし、自動運転やカーシェアリングなど、世の中のクルマの環境やサービスが変わっていくなかで、クルマのキャビンはどうあるべきかと考えた時に、シェアリングなどは、タクシーだったり公共交通だったりと、いろいろなユーザーが乗る事を考慮した共通デザインを採用されることが多い現状に対し、クルマというのは人にとってかけがえのない時間を過ごす場所で、自分の家のリビング空間と同様にすごく大事な空間だと考え、もっと自分の趣味にしっくりくるものにのりたいはずだという考え方を持ってデザインを提案。

カーシェアリングであっても自分専用の空間でありたいと考えるユーザーは少なくはないと思うが、レンタカービジネスとなってもいくつかの選択肢が選べるようなクルマのキャビンの空間を時間借りするという考え方を含めた世界観が、そこには表現されていた。

《先川知香》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 電動モビリティ「ブレイズ」、名古屋本社で試乗体験会開催へ…新商品「スタイル e-バイク」も
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る