ランドローバー ディスカバリースポーツ に改良新型…48Vマイルドハイブリッド採用

48ボルトのマイルドハイブリッドをガソリンとディーゼルの両方に設定

AIアルゴリズムを駆使してドライバーの好みや行動パターンを学習

ボンネットを透視して前方の視認性を高める「クリアサイト・グラウンドビュー」搭載

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ 改良新型
ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ 改良新型全 28 枚

ランドローバーは5月22日、『ディスカバリースポーツ』(Land Rover Discovery Sport)の改良新型を欧州で発表した。

画像:ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ 改良新型

ディスカバリー スポーツは、『ディスカバリー』の派生車種として、2014年秋に発表された。『レンジローバー』シリーズに、『レンジローバー スポーツ』が設定されているのと同様、ディスカバリーシリーズのスポーティモデルが、ディスカバリー スポーツになる。

ディスカバリースポーツには、コンパクトSUVでありながら、3列シート仕様が用意される。ランドローバーが「5+2」と呼ぶ3列シートは、クラスをリードする多彩なアレンジを可能にした。

このディスカバリー スポーツがデビューからおよそ4年半を経て、初の大幅改良を受けた。内外装からパワートレインまで本格改良を施し、改良新型が登場している。

48ボルトのマイルドハイブリッドをガソリンとディーゼルの両方に設定

改良新型のハイライトは、パワートレインの電動化にある。新たに、48ボルトのマイルドハイブリッドを導入した。このシステムは、通常減速時に失われてしまうエネルギーを動力として活用する。エンジンに搭載された「ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター」が、エネルギーをフロア下のバッテリーに蓄える。ドライバーがブレーキを操作して、車速が17km/h以下になるとエンジンが停止。発進時には、蓄えられたエネルギーを再び利用する。

48ボルトのマイルドハイブリッドは、「インジニウム」と呼ばれる直列4気筒ガソリンとディーゼルエンジンの両方に設定される。欧州で導入された新燃費試験の「WLTP」モードでは、改良新型ディスカバリー スポーツのマイルドハイブリッド車は、最も環境性能に優れる仕様で、14.5km/リットルの燃費を達成する。「NEDC」モードでは、144g/kmのCO2排出量を実現している。

遅れて、3気筒ガソリンインジニウムエンジンにモーターを組み合わせた新世代のプラグインハイブリッド車(PHV)も、2019年の後半に追加設定される予定だ。

AIアルゴリズムを駆使してドライバーの好みや行動パターンを学習

改良新型のエクステリアは、フロントグリルとバンパーを新デザインとした。フロントのLEDヘッドランプ、リアのLEDテールランプも新デザインだ。

インテリアは、「Touch Pro」と呼ばれるデジタルインフォテインメントシステムを標準装備した。各部の素材も見直され、キャビンは高品質のスペースを生み出している。Apple の「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」にも対応。ワイヤレス充電と4G WiFiホットスポットも選択できる。

また、人工知能(AI)アルゴリズムを駆使して、ドライバーの好みや行動パターンを学習。ドライバーをサポートする「スマート・セッティング」を採用する。シートポジション、音楽、温度設定だけでなく、ステアリングコラムの設定も制御することができ、快適性を追求した。

ボンネットを透視して前方の視認性を高める「クリアサイト・グラウンドビュー」搭載

改良新型には、最新の先進運転支援システム(ADAS)も導入する。そのひとつが、車両前方下部に設置したカメラで路面を撮影し、その映像をタッチスクリーン上に映し出すことで、ボンネットがないかのようにフロント下180度の視角を確保する「クリアサイト・グラウンドビュー」だ。市街地での難しい駐車スペースや段差のある中央分離帯、オフロードなど障害のある路面を走行する時に有効という。この技術は、ランドローバーが2014年に発表した「トランスペアレント・ボンネット・テクノロジー」を具現化したものになる。

《森脇稔》

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