黒部峡谷の「トロッコ列車」に7年ぶりの新車…レトロ風の3100形 6月1日運行開始

黒部峡谷鉄道のトロッコ列車。
黒部峡谷鉄道のトロッコ列車。全 1 枚

富山県黒部市の宇奈月駅と欅平駅を結ぶ黒部峡谷鉄道は5月27日、新型客車を6月1日から導入すると発表した。

「3100形」と呼ばれるこの客車は黒部峡谷鉄道としては7年ぶりとなる新車で、6両を製造。車体のデザインは、社内公募により選ばれた優秀作品をベースに、製造メーカーであるアルナ車両のデザイナー案を取り入れたもので、「黒部峡谷鉄道の原点である電源開発の歴史と伝統を継承すべく関電色(マルーン)をベースに、かわいらしいレトロ風のトロッコ列車をあしらいました」としている。

車内は、黒部峡谷鉄道の客車としては初めて木目調のデザインとなり、車椅子スペースや緊急用の非常口、貫通路を設置。照明はLED化される。

定員は、欅平方の1両が15人、宇奈月方の1両が11人。それ以外の中間車4両は各21人で、6両編成の定員は110人となる。

1日最大3往復での運用を予定しており、初日の6月1日は宇奈月9時21分発の列車から運用に入る。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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