ボルグワーナー(Borg Warner)は6月18日、同社の最新の2ステージターボチャージャーが、メルセデスベンツに採用された、と発表した。
ボルグワーナーの最新の2ステージターボチャージャーは、「R2S」と呼ばれる。R2Sでは、可変タービンジオメトリー(VTG)ターボチャージャーと低圧用のウエストゲートターボチャージャーを組み合わせている。
この2ステージターボチャージャーを、メルセデスベンツは最新のディーゼルエンジンに採用した。「OM654」型と呼ばれる直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンだ。
このエンジンは、ディーゼルとしては初めて、鋼鋳造タービンハウジングを採用した。これにより、高い熱抵抗を可能にする。また、エンジン燃料噴射において、最適な空気供給を可能にした。その結果、燃料消費とCO2排出量を抑えている。
メルセデスベンツGLE300dなお、このエンジンは、日本にも導入されたばかりの新型『GLE』の「300 d 4MATIC」グレードにも搭載されている。