家系ひしめく横浜の魚河岸でみつけた「おおはし」のラーメン 国道15号

この手があったか!横浜中央卸売市場のラーメン。横浜のラーメン、これも忘れるわけにはいかない。
この手があったか!横浜中央卸売市場のラーメン。横浜のラーメン、これも忘れるわけにはいかない。全 6 枚

昼時、国道15号第一京浜国道を走っていると、どこで食事にするか悩ましくなる。そんな時には魚市場に寄ってみてはどうか、と知人が教えてくれた。

【画像全6枚】

国道15号を東京から南下して神奈川県に入り、工業地帯の川崎、鶴見から神奈川あたりまでは、クルマを停めて食事という場所がところどころにあるものの、横浜の街に差し掛かると国道1号で保土ヶ谷、戸塚あたりまで、道端にクルマを停めて食事は難しい。大きなショッピングセンターや、中華街など、パーキングに停めてであれば食べるところには事欠かないが、クルマで立ち寄りやすい場所が少ない。

国道15号を東京から横浜方面に向かい、東神奈川を過ぎた先の左手海側に、横浜市中央卸売市場がある。ここには市場を利用する人のための飲食店もあり、午後になると閉まってしまうが、昼時ともなると、市場に仕入れに訪れた人や、外回りで移動中のビジネスマン風の人など、大勢の人で賑わっている。

もちろん河岸で昼飯ということで、魚系の料理が充実しているお店が多い。しかし、実はここを訪れるのが4回目の筆者、前から気になっていたのがラーメン屋さんだ。

河岸で長いこと暖簾を掲げている以上、味は期待できるし、お店の前にも、スープに炊き込まれた素材の紹介があって、おいしそう。食べずにはいられない衝動に駆られる。ということで、この市場唯一のラーメンのお店「おおはし」に入ることにした。

注文したのは、とんこつのスペシャルラーメン。待つことしばし。丁寧に作られた一杯のラーメン輝いているのだ。とろとろに仕上げられたチャーシューの脂身。コラーゲンがたっぷりと溶けだしたスープの表面。食欲をそそり、思わず笑みがこぼれる。大きく厚みのある海苔も含め、口に含むほどに豊かさを感じることができるラーメンだ。

味は確かに横浜の家系ラーメン。麺はもっちりとしていて、スープは醤油をベースにしていながらも、いろんな素材がしっかりと顔をのぞかせて、甘みが広がってくる。

ラーメン激戦の街横浜、その台所、市場で食べるラーメン。この一杯を忘れてはいけない、そんな一杯だった。とかく魅力的な市場メシ。魚料理もいいけれど、横浜を通ったら、ラーメンを食べに、おおはしののれんをくぐって損はない。

《中込健太郎》

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