双日、中国ジーリーの輸入販売店をフィリピンに設立

中国・杭州で行われた販売代理店契約調印式
中国・杭州で行われた販売代理店契約調印式全 1 枚

双日は7月8日、フィリピンにおける中国「吉利(ジーリー)」ブランド車の販売代理店権を取得し、輸入販売店「双日ジーオートフィリピン(SGAP)」を双日100%出資で設立したと発表した。

吉利汽車は中国最大の民間自動車メーカーで、親会社である吉利集団は近年、スウェーデン「ボルボ」、英国「ロンドンタクシー」「ロータス」を買収。さらにマレーシア最大の自動車メーカー「プロトン」の株式を取得、昨年には「メルセデス・ベンツ」を傘下に持つダイムラーの筆頭株主となったほか、ボルボ・カーズと共同で新ブランド「Lynk & Co」を設立。これら海外ブランドとの協業による高い技術力、生産技術などを活かし、海外にも積極的に展開している。

双日は1960年代以降、フィリピンの自動車産業に従事し、同国における自動車販売の経験や販売金融の知見を蓄積、また世界中で自動車販売代理店の事業を運営している。同社は新会社を通じて、モータリゼーションが進行するフィリピン市場にて「吉利(ジーリー)」ブランドの浸透を図っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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