トヨタ、自動運転車の公道走行テストを開始へ---欧州初

トヨタの自動運転プロトタイプ車(先代レクサスLSベース)
トヨタの自動運転プロトタイプ車(先代レクサスLSベース)全 8 枚

トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は7月11日、自動運転車の公道走行テストを欧州で初めて開始すると発表した。

画像:トヨタの自動運転プロトタイプ車(先代レクサスLSベース)

この公道走行テストには、先代レクサス『LS』をベースにした自動運転プロトタイプ車を使用する。ルーフには、ライダー(LiDAR)、レーダー、カメラ、高精度測位システムなどを装着。車内には、いつでも自動運転車両制御システムに介入して、それを無効化できるドライバーと、システム全体を監督するオペレーターが同乗する。

トヨタは自動運転システムの検証、ドライバーの訓練、ルートの分析、テストコースでのシミュレーションと走行など、数か月にわたって公道テストに向けた準備をしてきた。今回、欧州の公道における自動運転車の初の走行テストを開始する。

公道走行テストは、ベルギー・ブリュッセルの市街地において、今後13か月間にわたって行われる。複雑で予測不可能な歩行者や自転車の動きが、自動運転システムに与える影響を研究することが狙いだ。トヨタは、日本と米国での公道テストの成功を受けて、今度は欧州ならではの環境の下で、公道テストを行う、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  3. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. 新型取締機JMA-520/401に対応、セルスターが一体型コンパクトレーダー探知機「AR-225A」を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る