アウディ A4 改良新型、12Vマイルドハイブリッド搭載…今秋欧州発売へ

100km走行で最大0.3リットルの燃費を節約

シングルフレームグリルは新デザイン

最新のMMIタッチディスプレイ

赤信号での停止を減らせるコネクトサービスも

アウディ A4 セダン 改良新型
アウディ A4 セダン 改良新型全 19 枚

アウディは7月17日、改良新型『A4』(Audi A4)を今秋、欧州市場で発売すると発表した。ドイツ本国でのベース価格は、3万3600ユーロと公表されている。

画像:アウディ A4 改良新型

A4は、アウディの主力車種だ。現行モデルは5世代目にあたり、セグメントの新たな基準を目指して開発された。現行型では軽量化を推進。「アウディ・ウルトラ」として車両の軽量化に積極的に取り組むアウディだが、新型でも素材と構造の見直しにより、ボディサイズを若干大型化しながらも、先代比で最大120kgの軽量化を実現している。

今回、この現行A4がデビューからおよそ4年が経過して、初の本格改良を実施し、改良新型モデルが欧州で登場した。内外装を中心にリニューアルが施され、BMW『3シリーズ』やメルセデスベンツ『Cクラス』などの競合車に対抗する。改良新型は、セダンの『A4セダン』とワゴンの『A4アバント』が同時に発売される予定だ。

100km走行で最大0.3リットルの燃費を節約

パワートレインでは、12ボルトのマイルドハイブリッドシステムを5種類のグレードに組み合わせた。12ボルトのマイルドハイブリッドシステムを搭載するのは、ガソリンが「35TFSI」、「40TFSI」、「45TFSI」だ。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、35TFSIが最大出力150hp、40TFSIが最大出力190hp、45TFSIが最大出力245hpを発生する。

ディーゼルは、「30TDI」と「35TDI」に、12ボルトのマイルドハイブリッドシステムを搭載する。直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、30TDIが最大出力136hp、35TDIが最大出力163hpを引き出す。

12Vのマイルドハイブリッドは、12ボルトの電源システム、BAS(ベルト駆動式オルタネーター・スターター)、蓄電容量10Ahの小型リチウムイオンバッテリーを組み合わせた。55~160km/hで走行中、アクセルオフでエンジンを休止させ、惰性走行して燃費を稼ぐ。エンジンのスタート/ストップ機能も、幅広い走行条件で作動する。減速時には、BASが最大5kWのエネルギーを回生する。
アウディによると、100km走行あたり最大0.3リットルの燃料消費を減らせるという。

シングルフレームグリルは新デザイン

改良新型には、新デザインのフロントグリルを採用した。シングルフレームグリルは、従来よりもワイドかつフラットになった。最新のLEDヘッドライトを標準装備する。フルオートマチックハイビームを備えたマトリクスLEDテクノロジーも用意された。テールランプも新デザイン。ボディカラーは新色のテラグレーなど、12色を設定している。

最新の先進運転支援システム(ADAS)も採用する。オプションで、「ツアー」、「シティ」、「パーク」の各パッケージを用意した。ツアーパッケージには、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールが含まれる。予測効率アシストと連携して、前方に車両がいない場合、予測的な制動や加速が行える。

最新のMMIタッチディスプレイ

インテリアは、ダッシュボードの中央に、ドライバーに向かってわずかに傾斜した大型のMMI(マルチ・メディア・インターフェース)タッチディスプレイを配置した。「Sライン」仕様のスポーティなインテリアも自由に組み合わせることができ、さまざまな色や素材が選択できる。アンビエント照明パッケージも用意している。

新しいMMIシステムは、最新のスマートフォンと同様のユーザーエクスペリエンスを可能にする。センターコンソールには、従来のロータリーボタン式コントローラーに代えて、音響フィードバック付きのMMIタッチディスプレイを装備した。10.1インチのグラフィックメニューにより、使いやすさを追求する。MMI検索はフリーテキスト入力に基づいており、素早い検索を可能にした。最新の音声認識技術も導入されており、日常会話で使用される言葉の多くを理解する。

赤信号での停止を減らせるコネクトサービスも

「アウディコネクト」と「アウディコネクトプラス」を選択すると、「Car-to-X」サービスなどの多数のオンラインサービスが受けられる。そのひとつが、「V2I」(車両対インフラストラクチャー)サービスの「TLI」(トラフィック・ライト・インフォメーション=交通信号情報)と「GLOSA」(青信号最適化速度推奨機能)だ。

TLIには、「Time-to-Green」機能を採用する。信号機に近づくと、信号機データを、4G LTEといった高速インターネット経由で車載コンピュータに送信する。信号が赤の場合、青に変わるまでの時間が表示される。これで信号待ちのストレスが低減される。

GLOSAは、信号機の情報と自車位置から、青信号点灯中に通過できる速度を計算して、アウディバーチャルコクピットやヘッドアップディスプレイに表示し、ドライバーに推奨する。推奨速度は制限速度内。これにより、赤信号での停車回数を減らすことを可能にしている。

《森脇稔》

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