【スーパー耐久 第4戦】終盤の大雨でレース途中終了、1号車GTNET GT-Rが3連勝

2019スーパー耐久 第4戦 決勝
2019スーパー耐久 第4戦 決勝全 16 枚

2019年のピレリスーパー耐久シリーズ第4戦「TKUスーパー耐久レースinオートポリス」の決勝レースが大分県のオートポリスで行われ、No.1 GTNET GT3 GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗)が今季3勝目を挙げた。

スタート時には雨は止んでいたものの、路面はウエットコンディションの中でレースがスタート。ST-Xクラスは序盤から6台全車が集団となって激しいバトルを繰り広げた。その後、トラブル車両の対処のためにフルコースイエロー(FCY)が何度か導入された他、開始45分を過ぎたところで雨が降り出すなど、レース序盤は波乱含みの展開となった。

そんな中、最高峰クラスのST-Xクラスでトップに浮上したのは、第2戦SUGO以来の参戦となるNo.777 D’station Vantage GT3。開始から2時間を迎えるところで後続に対し30秒近いリードを築いた。これに1号車GT-RとNo.112 SATO-SS SPORTS AMG GT3が追いかける展開となった。

レース中盤はこう着状態が続き、777号車がトップを死守していたが、ゴールまで残り1時間10分を迎えたところで急に雨が降り出し、路面はウエットコンディションに。ここで1号車GT-Rの藤波がスリックタイヤの中、好ペースを刻み777号車に接近した。

117周を終えたところで、両車ともウエットタイヤを求め同時にピットイン。ここで1号車のメカニックが迅速な作業を見せ、ピットストップで逆転を果たした。

その直後、雨脚はさらに強まり、クラッシュするマシンも発生。当初はFCYで対応していたが、チェッカーまで残り45分のところでセーフティカーが導入された。

約30分に渡ってセーフティカー先導の走行が続いたが、さらに天候が悪化し、チェッカーまで残り15分を切ったところで赤旗が出されレース中断。天候回復の見込みがないこともあり、そのままレースは終了となった。

これにより、1号車GT-RがST-Xクラス3連勝をマーク。2位には777号車、3位には112号車が続いた。

ST-ZクラスはNo.190 BRP★Mercedes AMG GT4、ST-TCRクラスはNo.97 Modulo CIVIC、ST-1クラスはNo.998 Z-REX ADVICS R8 TRACY、ST-2クラスはNo.7 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボX、ST-3クラスはNo.34 TECHNO FIRST RC350、ST-4クラスはNo.86 TOM’S SPIRIT 86、ST-5クラスは#101 ヒロマツデミオが、それぞれクラス優勝を飾った。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  2. カーボンで武装した“走り”のロールスロイス、英アーバンが約9000万円で発売へ
  3. ホイール汚れ撃退! 初心者でもできるホイール洗浄法を解説 ~Weeklyメンテナンス~
  4. 「アルテッツァジータの再来か?」レクサスの新型『ES』にワゴン導入の噂、SNSでは「夢がある」など反響
  5. 3人乗り新型スーパーカー誕生、850馬力のランザンテ『95-59』
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る