スバル アウトバック 新型、2万6645ドルから…この秋発売

スバル・アウトバック新型
スバル・アウトバック新型全 19 枚

SUBARU(スバル)の米国部門は、新型『アウトバック』(SUBARU OUTBACK。日本名:『レガシィアウトバック』に相当)の米国ベース価格を、2万6645ドル(約290万円)と発表した。この秋から販売店の店頭に並ぶ。

現行比で75mm背が高いSUVらしいデザイン

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6世代目となる新型のエクステリアは、スバル共通のデザイン理念「DYNAMIC×SOLID」をアウトバックのキャラクターに適応させ、「アクティブ&タフ」というデザインコンセプトのもと、ひと目でアクティブ性能を感じられるデザインを目指した。

フロントは、細くシャープなメッキフレームにしっかりとした太さのバーを組み合わせたワイドなグリルを装備した。縦型3連LEDフォグランプを採用する。サイドは、動きを感じさせるシルエットとウィンドウグラフィックによりスピード感を表現した。パネルの厚み感や大きく張り出したフェンダーも特長だ。ドアミラーは、ウィンドウフレームと連続性を持たせた新デザインとした。

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リアは、ゲートのピーク位置を上げ、ボディの厚みを強調した。拡大されたトレッドとリアヤゲート開口部により、ワイド感とスタンスの良さを表現する。テールランプはリアゲートの内側部分まで光るCシェイプモチーフだ。新型のボディサイズは、全長4860mm、全幅1855mm、全高1680mm、ホイールベース2745mm。現行型(全長4820mm、全幅1840mm、全高1605mm、ホイールベース2745mm)に対して、40mm長く、15mmワイド、75mm背が高い。

インテリアは、最上級グレードに、ブラウンカラーのナッパレザーを使用したシートを採用するなど、上質な空間を目指した。拡大したフロントガラスと、インストゥルメントパネル中心部からドアパネルまで連続する長い線のモチーフにより、伸びやかで開放的な雰囲気も追求する。

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3面構成のインストゥルメントパネルの一部に、シートと同じカラーを採用することで、開放感も演出した。フロントガラスを前方に、フロントドアガラスを外側に広げることにより、クラストップレベルの視界を確保する。現行型比で伸びた全長を、後席と荷室に割り当てることで、後席スペースの快適性と、荷室の使い勝手を向上させている。

縦型ディスプレイは11.6インチ

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新型には、最新の車載コネクティビティを採用する。11.6インチのフルHD縦型ディスプレイを備えた最新のインフォテインメントシステムを装備した。大画面に集約したさまざまな情報を、タブレット端末同様の感覚で快適に操作できるようにした。

Apple「CarPlay」、グーグルの「Android Auto」に加えて、「SUBARU STARLINK」を拡充した。新たに「SmartDeviceLink」に準拠したアプリに対応させており、スマートフォンのOSを問わず、多様なアプリが利用できる。緊急通報など従来からの安全機能に加え、Wi-Fiホットスポットやリモートエンジンスタートなどの機能で利便性を充実させたテレマティクスサービスも用意した。

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新2.4リットルターボは260hp

新型には、新開発のFA24型2.4リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンと、最新の「スバル・グローバル・プラットフォーム」を採用し、さらなる動的質感を追求する。新開発の2.4リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンは、米国仕様の場合、最大出力260hp/5600rpm、最大トルク38.3kgm/ 2000~4800rpmを引き出す。

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CVTの「リニアトロニック」は、変速比幅のワイドレンジ化とともに、油圧システムの刷新により駆動力の伝達効率を高め、高い燃費性能と走行性能を追求した。独自の全輪駆動システム「シンメトリカルAWD」を全車に採用する。現行型に比べて、各部の剛性を飛躍的に高めたスバル・グローバル・プラットフォームが、ステアリング操作に対する正確なレスポンス、快適な乗り心地、静粛性の高い室内空間を実現した。

また、クラストップレベルの地上高220mmを踏襲しつつ、アルミ製ロアアームの採用などで軽量化した足回りの動きの良さと、それを支える新設計ダンパーの組み合わせにより、ハンドリングと乗り心地を向上させた、

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最新のアイサイトを搭載

新型では、先進運転支援システムの「アイサイト」の最新版を全グレードに標準装備した。車線中央維持制御・先行車追従操舵制御(アイサイト・ツーリングアシスト)を採用。フロントガラスにLEDの光を投影し、アイサイト作動状態を直感的に知らせるアイサイトアシストモニターも導入する。

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また、ドライバーの居眠りや脇見運転検知に加え、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録したドライバーごとに自動調整するドライバーモニタリングシステムも装備した。後退時自動ブレーキにより、車両後退時の衝突回避または衝突による被害を軽減。後側方警戒支援システムにより、自車後側方から接近する車両を検知し、音と表示で警告する。フロントグリル下部に装備したカメラの画像により、車両前方の死角を減らすフロントビューモニターも装備している。

《森脇稔》

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