日本初の自動車専用船「第十とよた丸」が「ふね遺産」に認定

ふね遺産に認定された「第十とよた丸」
ふね遺産に認定された「第十とよた丸」全 2 枚

川崎汽船は7月23日、同社が所有していた自動車専用船「第十とよた丸」が、日本船舶海洋工学会が主催する「ふね遺産」に登録されたと発表した。

【画像全2枚】

第十とよた丸は、1970年7月9日に川崎重工の神戸工場で竣工した、完成車輸送に特化した日本初の自動車専用船。それまでは往航を自動車、復航に穀物などバルク貨物を積むカーバルカーが主流だったが、第十とよた丸は復航を空載とする自動車専用船とすることで復航貨物の荷待ち、天候によるスケジュールの遅延という課題を解消した。

また、車の積込みや船内移動は全て自走方式で、荷役効率向上と、貨物ダメージの軽減によりサービス品質を改善し、その後の自動車船ビジネスモデルの原点となった。これらが評価されて「ふね遺産」に認定された。

「ふね遺産」認定制度は、日本船舶海洋工学会が創立120周年を機に、歴史的で学術的・技術的にも価値のある船舟類と、その関連設備を社会に周知し、文化的遺産として次世代に伝え、日本での今後の船舶海洋技術の幅広い裾野を形成することを目的に、一昨年から実施している。

《レスポンス編集部》

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