JR東海は7月24日、東海道新幹線におけるセキュリティ強化策を明らかにした。
JR東海では、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据え、駅や車内、重要施設への防犯カメラ設置、線路などへの防護柵の設置、警備員による巡回警備などを行なってきた。
今回発表された強化策では、2020年5月を目指して、東海道新幹線全駅の防犯カメラと新たに設置される管理センターをネットワークで繋ぎ、管理センターで状況を一元的に監視できる態勢を整えるとしている。駅の防犯カメラで撮影された画像は、指令所や警察へも伝送できる仕組みとなる予定。
また、2019年9月からは、不測の事態に備えて指令所から直接車内へ放送を行なえる態勢を整備。2020年3月からは順次、車内の防犯カメラで撮影された画像を指令所が取得できるシステムが導入される予定。
このほか、2019年9月からは乗務員やパーサー、指令員のスマートフォンに導入されているグループ通話システムが、警備員のスマートフォンにも拡大される予定。