アウディ A1 新型にSUV派生、「シティカーバー」を欧州発表

最低地上高は40mmプラス

フルデジタルインストルメントクラスター標準装備

先進運転支援システムは上級車譲り

アウディ A1 新型の シティカーバー
アウディ A1 新型の シティカーバー全 15 枚

アウディは7月29日、新型『A1シティカーバー』(Audi A1 citycarver)を欧州で発表した。

同車は、新型『A1スポーツバック』から派生したクロスオーバー車だ。アウディの乗用車ベースのSUVには、『A4』や『A6』に「オールロードクワトロ」が存在する。A1シティカーバーもオールロードクワトロ同様、車高を若干引き上げて、フェンダーエクステンションなどにより、力強いルックスを追求している。

最低地上高は40mmプラス

新型A1シティカーバーでは、新型A1スポーツバックに対して、最低地上高を40mm引き上げた。アルミホイールは、最大で18インチを装着することが可能だ。大型の八角形のシングルフレームグリルは、アウディの「Qモデル」を連想させ、ハニカムデザインのグリル内部は、つや消しブラック仕上げとした。フロントグリルの上側には、横長のスリットが2か所設けられる。

ステンレス製のアンダーボディプロテクション、ブラック仕上げのホイールアーチ、専用のサイドシルを採用した。リアバンパーも専用デザインに変更する。ダイナミックリアウインカー付きフルLEDヘッドライトが選択できる。全長は4040mmで、新型A1スポーツバックに対して、10mm長い。

ボディカラーは、9色。ルーフの色は、ミトスブラックメタリックまたはマンハッタングレーメタリックを選択することも可能だ。ブラックのスタイリングパッケージでは、ボディ下部のアタッチメントがグレー、ブラック、ステンレスで仕上げられる。アウディ A1 新型の シティカーバーアウディ A1 新型の シティカーバー

フルデジタルインストルメントクラスター標準装備

インテリアは、ドライバー志向かつエモーショナルで、カスタマイズが可能なデザインとした。エアベントノズルやセンターコンソール、ドアトリムには、ボディカラーに合わせて、オレンジ、シルバーグレー、ミントなどのアクセントが配される。トランク容量は335リットルを確保した。

高解像度の10.25インチディスプレイと、マルチファンクションステアリングホイールを備えたフルデジタルインストルメントクラスターを標準装備する。液晶ディスプレイメーターの「アウディバーチャルコックピット」は幅広い機能を備えており、メーター内にナビゲーションマップやドライバーアシスタンスシステムなど、さまざまな情報が表示できる。アウディ A1 新型の シティカーバーアウディ A1 新型の シティカーバー

10.1インチのMMIタッチスクリーンを備えた「MMIナビゲーションプラス」が採用される。このスクリーンは、ブラックガラス調のダッシュパネルとシームレスに一体化された。スマートフォンと同様に、すべての操作はタッチ入力が可能だ。MMIナビゲーションプラスは、「アウディコネクト」と連携することによって、目的地までの交通状況を考慮しながら、クラウドでルート計算を行うハイブリッドルートガイダンス機能が付く。

また、MMIナビゲーションプラスでは、Google Earthによるナビゲーション、オンライン交通情報&駐車情報、ハイブリッドラジオ、Wi-Fiホットスポットなどの機能が利用できる。バング&オルフセンプレミアムサウンドシステムは、560Wの出力を備えている。

先進運転支援システムは上級車譲り

先進運転支援システム(ADAS)は、上級車譲りとなる。アダプティブクルーズコントロールやパークアシストなどの先進運転支援システムが採用される。歩行者や自転車を検知する「アウディプリセンスフロント」と、車線逸脱警報が標準装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る