パガーニ ウアイラ 、802馬力の軽量ロードスターをゲームで世界初公開…ジンガCSR2

パガーニ・ウアイラ ・ロードスター BC
パガーニ・ウアイラ ・ロードスター BC全 14 枚

パガーニ・アウトモビリは7月31日、『ウアイラ ロードスター BC』(Pagani Huayra Roadster BC)をジンガのレーシングゲーム、『CSR Racing 2(CSR2)』で世界初公開した。

同車は、『ウアイラ』のオープンバージョン、『ウアイラロードスター』の軽量高性能モデルだ。ウアイラは2011年3月、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2011で発表された。『ゾンダ』の後継車に位置づけられるスーパーカーで、車名のウアイラとは、南米大陸に吹く風に由来している。

そのスタイリングは、ゾンダの正常進化と呼べるもの。エアロダイナミクス性能を磨き上げるとともに、カーボンとチタニウムを組み合わせたモノコックフレームを新開発した。車両重量は1350kgに抑えられる。

メルセデスAMGのV12ツインターボ搭載

ウアイラ ロードスター BCは、ウアイラ ロードスターの軽量高性能モデルだ。フロントリップスポイラー、サイドスカート、大型リアウィング、ディフューザーなどを追加して、エアロダイナミクス性能を向上させた。タイヤはピレリ製の「トロフェオR」で、フロントが265/30ZR20、リアが355/25ZR21サイズを履く。ブレーキはブレンボ製で、フロント6ピストン&ローター径398mm、リア4ピストン&ローター径380mmとなる。

ミッドシップに収まるのは、メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMG製のM158型6.0リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンだ。ウアイラ ロードスター BCでは、このエンジンに専用チューンを施した結果、最大出力は802ps/5900rpm、最大トルクは107kgm/2000~5600rpmを引き出す。車両重量は1250kgへ軽量化。トランスミッションは、XTRAC 製7速を組み合わせている。

ゲームでのワールドプレミアは初

このウアイラ ロードスター BCが、ジンガのレーシングゲーム、『CSR Racing 2(CSR2)』で世界初公開された。自動車メーカーが、一般発売前にモバイルゲームの中で、本物のデザイナーカーを発表するのは今回が初めてという。

ジンガは、インタラクティブ・エンターテインメント企業として、2007年に設立された。本社を米国サンフランシスコに置き、カナダ、英国、アイルランド、インド、トルコ、フィンランドに拠点を置く。10億人を超えるユーザーが、『CSR Racing』、『Empires & Puzzles』、『Merge Dragons!』、『Words With Friends』、『Zynga Poker』などのジンガのゲームを楽しんできた。ジンガのゲームは150か国以上で提供され、各種のソーシャルプラットフォームやモバイルデバイスを利用して、世界各地でプレイできる。

実世界のガレージに仮想的に車両を置くことが可能

CSR2では、このゲームの全プレイヤーがパガーニ ウアイラを操れる。ウアイラ ロードスターBCは、最後にロック解除されるタイムアタックリーダーボードにおいて、特別な80のレースラダーの中に登場する。このイベント中に、プレイヤーはパガーニ ウアイラ ロードスターBCを自身のコレクションに追加する機会が得られる。最後の報酬として、プレイヤーはパガーニ『ゾンダHPバルケッタ』を獲得して、自身のパガーニコレクションを完成させる。拡張現実(AR)を使用することで、プレイヤーは実世界のガレージにウアイラ ロードスターBCなどのパガーニ車を置き、ドアなどのすべてのパネルを開いて、細部を近くで眺めることもできる。

パガーニ ウアイラ ロードスターBCは、パガーニの最新ハイパーカーだ。ジンガは、実車がパガーニの顧客のために手作りされるのと同様に、細心の注意を払ってCSR2の中でこの車を再現した、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る