【Ene-1鈴鹿】KV-40は木本工作所が圧倒的な速さで連覇…単3電池40本のレーシングカー

総合優勝の木本工作所
総合優勝の木本工作所全 7 枚

三重県・鈴鹿サーキットで4日、単3電池40本だけのエネルギーで走行する競技「Ene-1チャレンジ」(主催:モビリティランド)が開催された。3輪ないし4輪の自作車両で競うKV-40チャレンジは、木本工作所が他を圧倒する速さを見せ、2連覇を達成した。

【画像全7枚】

KV-40は3輪ないし4輪の自作車両で、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(5.807km)1周のタイムアタックを3回行い、その合計タイムで競う競技だ。エネルギー源は単3電池40本のみで、1日に渡り充電は許されない。つまり車両作りから当日の走行に至るまで、いかにエネルギーマネジメントを行えるかが勝敗を左右する要素になる。

クラスは細分化されており、車両の最低重量の制限がないKV-1クラスと、最低重量が35kg制限されるKV-2クラス、そしてそれぞれ一般、大学/高専/専門学校、高等学校、中学校の部門に細分され、総合に加え各部門でも表彰が行われる。

1回目のアタックでは前年優勝の木本工作所がコースレコードとなる5分36秒292を記録。他のチームは大きく離され、長野県飯田OIDE長姫高校原動機部Bが5分53秒371、TeamEVFが5分54秒636、長野県飯田OIDE長姫高校原動機部Aが5分55秒410で続いた。2回目のアタックでも木本工作所が2位以下を10秒以上引き離し、3回目のアタックも5分台で完走。木本工作所は他を寄せ付けない速さで総合優勝を飾った。

木本工作所は全国の有志が集まったチームで、試走会と大会本番でしか顔を合わせないという異色のチーム。しかしメンバーはエコランのスペシャリストたち。エネルギー源がガソリンから電気に変わっても、メンバーのノウハウを最大限に生かして他を圧倒する速さを引き出した。チーム代表の木本貴志は「モーターの改良、信頼性の向上、ドライビングの改善。メンバーそれぞれが自分の役目を果たした結果の勝利です」と勝利の要因を語った。

2位は2回目、3回目のアタックでタイムをまとめてきた404ecorun、3位は好タイムをまとめるた長野県飯田OIDE長姫高校原動機部Aだった。TeamEVFは、2回目のアタックでタイヤバーストからノータイムとなり下位に沈んだが、3回目のアタックで5分35秒267を記録し、コースレコードを更新した。

KV-2クラスは総合でも6位に食い込んできたnn-techエコランチームがクラス優勝。長野県飯田OIDE長姫高校原動機部Cが2位、鈴鹿高専材料工学科が3位だった。

KV-40 KV-1クラス
1:#1 木本工作所
2:#2 404ecorun
3:#3 長野県飯田OIDE長姫高校原動機部A

KV-40 KV-2クラス
1:#78 nn-techエコランチーム
2:#90 長野県飯田OIDE長姫高校原動機部C
3:#80 鈴鹿高専材料工学科

《藤木充啓》

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