JR西日本は8月9日、京阪神地区で運行している在来線電車に、2019年度からモニタ状態監視装置を順次導入すると発表した。
これは、指令所で運転台の計器盤や車両モニタ画面をリアルタイムに確認することができる装置で、車両の状態把握や位置のリアルタイム表示、各機器の動作情報取得も可能。
JR西日本ではこの導入により、運転士と指令員との間で情報伝達を迅速に行なえることが期待できるとしており、同時に得られるビッグデータを活用して、CBM(Condition Based Maintenance)と呼ばれる「車両の状態に応じた予防保全」の実現も目指すとしている。
搭載対象は1991年以降に新造された形式のおよそ610編成となるが、そのすべてに搭載されるのは2024年度となる予定。
モニタ状態監視装置の導入イメージ。