【富士K4-GP】コスプレ変則ルマン方式スタートの10時間レースは、TEAM-T弐号機が2年ぶりの優勝

コスプレ変則ルマン式スタート(富士K4-GP)
コスプレ変則ルマン式スタート(富士K4-GP)全 9 枚

日本最大の草レースとも言われる、軽四を中心とした車両を用いて行われるK4-GPは14日朝8時に10時間レースがスタート。18時にチェッカーを迎え、高橋一穂、加藤寛規らがドライブするTEAM-T弐号機が総合優勝を飾った。

【画像全9枚】

K4-GPは5つのクラスに別れ、14日の10時間レースにはAT車両によるGP-1クラスに8台、850cc未満の量産車(主に自然吸気の軽四)によるGP-2クラスに49台、自然吸気換算値(ターボの場合は排気量×1.5)が850cc以上となる量産車(主にターボ付きの軽四)によるGP-3クラスに47台、850cc未満のレース専用車両によるGP-4クラスに8台、850cc以上のレース専用車両によるGP-5クラスに12台の、計124台がエントリーしてきた。

スタートは変則ルマン式が用いられ、ホームストレートのグランドスタンド側に進行方向に向いて斜めに並べられたマシンにスタートドライバーが乗り込み、ヘルメットやシートベルトなどの装備は走行できる状態にして待機。「サーキットに相応しくない仮装(競技規定による)」をしたスタート要員がスタートの合図とともにマシンに向かって走り、フロントガラスに貼られた紙を剥がしたらドライバーはマシンをスタートさせる。ただしこれはあくまでもフォーメーションラップへのスタートであって、数周後にペースカーが離れてからローリングスタートで実際のレースの火蓋が切られる。

10時間のレースはスタートから雨に見舞われ、途中は視界を遮られるほどの大雨になることもあり、スピンや接触が多発、何度もセフティーカーが出動する荒れた展開となった。序盤はレーシングカーデザイナーの由良拓也が率いる「ゆらたく屋」(GP-5)に、「コペン専門店も。ファックRT」(GP-2)、「TEAM-T弐号機」(GP-5)が挑む形でレースが進んでいったが、「ゆらたく屋」は中盤を過ぎた辺りから順位を下げ、最後は「TEAM-T弐号機」が2位以下を大きく引き離して、独走で夏の大会2年ぶりとなる優勝を飾った。

K4-GP 10時間レース 総合トップ10
1. TEAM-T弐号機(200周、GP-5クラス優勝)
2. N・S・O・RACING(196周、GP-3クラス優勝
3. Team TANSAN(195周、GP-2クラス優勝)
4. TEAM MINILITE(194周、GP-5クラス2位)
5. DXL MEBIUS(194周、GP-3クラス2位)
6. レイハートワークス(192周、GP-2クラス2位)
7. 静岡ダイハツP5PJチーム(191周、GP-4クラス優勝)
8. チームSAS(190周、GP-3クラス3位)
9. Team TACS&JCCA(190周、GP-3クラス4位)
10. シーワンレーシング(189周、GP-4クラス2位)

GP-1クラス優勝:エムシーラインFT+AT(179周)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る