大規模交通規制、首都高3号線の混雑が緩和するも国道246号が混雑 ナビタイム分析

首都高3号線 三軒茶屋付近~池尻付近間の走行速度・所要時間
首都高3号線 三軒茶屋付近~池尻付近間の走行速度・所要時間全 5 枚

ナビタイムジャパンは、7月24日と26日に東京都内で実施された交通システムマネジメント(TSM)による交通影響分析結果を発表した。

今回のTSMでは、首都高の各料金所におけるレーン規制や主要な入口の終日閉鎖あるいは交通状況に応じた閉鎖に加え、環状七号線の各交差点における都心方面のへの青信号表示時間短縮が行われた。

ナビタイムジャパンでは、首都圏で実施された規制について、道路交通にどのような影響があったのかを、カーナビアプリから取得した自動車の走行実績データを活用した道路プロファイラーを用いて可視化。交通量の多い月末金曜の7月26日の規制による影響について、最も変化のあった首都高3号線および国道246号に着目し、それぞれを利用した場合の所要時間・走行速度等について分析した。

首都高3号線の交通状況を見ると、調査対象日の前週7月19日の7時から16時頃の走行速度が20~40km/hであるのに対して、7月26日の同時間帯の走行速度が60~70km/hを維持している。また同時間帯の所要時間も、7月19日はばらつきがあるのに対して、7月26日は約1分前後を維持している。

一方、並行する国道246号交通状況を見ると、調査対象日の前週7月19日の7時から16時頃の走行速度が20km/h前後であるのに対して、7月26日の同時間帯の走行速度が10km/h前後と約10km/h低下。また同時間帯の所要時間も、7月19日は5~10分ほどで通過しているのに対して、7月26日は最大で約20分を要している。

以上の結果から、今回の首都圏での規制により、首都高3号線 都心方面の混雑が緩和され、一方で、並行する一般道では混雑が発生していたことが推察される。

また、7月の各金曜日(7月5日、12日、19日、26日)における国道246号上馬交差点(川崎方面からの交通)の右左折直進割合を可視化。7月5日、12日、19日の右左折状況に比べて、都心方面への流入規制(青信号時間の短縮)が実施された7月26日に、国道246号から環七通りに右折・左折する車両のサンプル数・割合ともに増加していることがわかった。
あおりに備えたドライブレコーダーにまさかの弱点!? 夏の過酷な環境で…

《纐纈敏也@DAYS》

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