ロールスロイス、パステルカラーの「ブラックバッジ」発表…ペブルビーチ2019

ゴーストはライトグリーンをまとう

ドーンはピンク系のコーラルソリッド

レイスは明るいセマフォイエロー

ロールスロイス・ブラックバッジのペブルビーチ2019コレクション。左から、ゴースト、ドーン、レイス。
ロールスロイス・ブラックバッジのペブルビーチ2019コレクション。左から、ゴースト、ドーン、レイス。全 19 枚

ロールスロイス(Rolls-Royce)は8月16~18日、米国で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2019」において、「ペブルビーチ2019コレクション」と名付けた3台の「ブラックバッジ」を初公開した。

ペブルビーチ2019コレクションは、米国カリフォルニア州のペブルビーチを取り囲む丘、砂、海にインスパイアされたモデルだ。ロールスロイス車に対するイメージを覆す最もカラフルなロールスロイスを提示している。

3台とも、ベース車両はブラックバッジだ。ロールスロイスのブラックバッジは、若い顧客に訴求するモデル。ボディカラーは黒がメインだ。ペブルビーチ2019コレクションでは、「ブラックバッジは黒でなくてもいい」という考え方を、再確認するために開発された。このコレクションでは、ロールスロイスのビスポークパレットに新しい色を追加している。

ゴーストはライトグリーンをまとう

ペブルビーチ2019コレクションの1台が、4ドアリムジンの『ゴースト ブラックバッジ』だ。新しいオーダーメイドのボディカラーとして、ライトグリーンソリッドをまとう。ロールスロイスによると、このパステルグリーンは、干ばつや山火事を繰り返した後、カリフォルニアの植物が再生したことを表しているという。 ハンドメイドのレザーインテリアはブラック仕上げだ。セレニティグリーンのアクセントが、ブラックバッジのテクニカルな側面を強調している。

6.6リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンは、ブラックバッジ向けにパワーアップした。最大出力は612ps/5250rpmを獲得している。最大トルクは85.6kgmで、1650~5000rpmで引き出される。0~100km/h加速は4.8秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を備える。

ドーンはピンク系のコーラルソリッド

ペブルビーチ2019コレクションの2台目が、2ドアオープンの『ドーン ブラックバッジ』だ。コーラルソリッドと呼ばれるピンク系のボディカラーを採用する。英国グッドウッドのロールスロイス本社工場の表面仕上げセンターにおいて、7回の塗装と9時間以上の手磨きを施した特注のボディカラーになる。インテリアは、北カリフォルニアの丘や谷に咲く花をイメージして、アーティックホワイトとサンセットで仕上げられている。

6.6リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンは、ブラックバッジ向けにパワーアップ。最大出力は563psから30ps引き上げられ、593ps/5250rpmを獲得した。最大トルクは2kgmプラスの85.6kgmで、1650~4750rpmで引き出される。0~100km/h加速は4.9秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

レイスは明るいセマフォイエロー

ペブルビーチ2019コレクションの3台目が、2ドアオクーペの『レイス ブラックバッジ』だ。セマフォイエローと呼ばれる明るいイエローのボディカラーをまとう。インテリアは、セルビーグレーとレモンを組み合わせているのが特長だ。

6.6リットルV型12気筒ガソリンツインターボには、ブラックバッジ向けに専用チューニングを実施。最大出力632ps/5600rpm、最大トルク88.7kgm/1700~4500rpmを引き出す。パワフルなエンジンを得たレイス ブラックバッジは、0~100km/h加速を4.5秒で駆け抜ける。最高速は250km/hでリミッターが作動する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る