ドゥカティジャパンは8月21日、「パニガーレV4」などの燃料タンクに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは「パニガーレV4」「パニガーレV4S」「パニガーレV4スペチャーレ」「パニガーレV4R」の4機種で、2018年1月25日~2019年7月6日に輸入された583台。
不具合の原因は、燃料タンクキャップのベンチレーションにおいて、通気回路の容量設計が不適切だったこと。外気温度やエンジン温度の影響によって燃料タンクの温度が上昇した時に、燃料タンク内の圧力が上昇することがあり、燃料タンクキャップを開けると、燃料が吹き出すおそれがある。
改善措置として、全車両、燃料タンクキャップのベンチレーションを変更し、通気回路を確保する。また、取扱説明書に燃料タンク内の圧力が上昇している場合には、圧力が下がるまでキャップを大きく開かないように注意を促すページを挿入する。
不具合は6件発生、事故は起きていない。市場からの報告によりリコールを届け出た。