JRの特急が通過しない奈良県へ…11-12月におおさか東線経由の臨時特急

『まほろば』には、写真の『こうのとり』など、北近畿方面の特急に使われている287系を充当。先頭の3両付属編成で運行される。
『まほろば』には、写真の『こうのとり』など、北近畿方面の特急に使われている287系を充当。先頭の3両付属編成で運行される。全 2 枚

JR西日本は8月22日、新大阪~奈良間で11~12月に臨時特急を運行すると発表した。

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3月に新大阪~放出間の開業によりおおさか東線が全通したことを記念したもので、列車名は『まほろば』。奈良の美称として広く認知されていること、奈良の魅力を表現していることから命名された。

運行日は11月2日~12月8日の土休日で、287系電車3両編成を使用。1・2号車が指定席、3号車が自由席となる。

時刻は、上りが新大阪10時3分発~奈良10時53分着、下りが奈良16時56分発~新大阪17時47分着。おおさか東線を経由するが、途中駅には停車しないノンストップ運行となる。

『まほろば』の終着駅となる奈良駅がある奈良県は、国鉄時代の1965年3月から1967年9月まで、名古屋~東和歌山(現・和歌山)間を関西本線・阪和線経由で結ぶ特急『あすか』が運行されていたことがあったが、現在は、沖縄県を除いて、新幹線を含むJRの定期特急列車が通過しない唯一の都道府県として知られている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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