松浦鉄道はたびら平戸口以西で運行再開…JR西日本でも運行見合せが発生 九州北部の大雨

たびら平戸口駅以西の折返しで運行を再開した松浦鉄道。
たびら平戸口駅以西の折返しで運行を再開した松浦鉄道。全 1 枚

国土交通省は8月29日、九州北部を中心に続いている大雨の影響による鉄道の被害状況(第2報)をまとめた。

5時時点の情報によると、JR九州では筑肥線肥前長野~桃川間で線路冠水、唐津線多久~岩屋間で築堤崩壊、佐世保線武雄温泉~永尾間で築堤崩壊と線路冠水が確認されている。

また、有田駅(佐賀県有田市)と佐世保駅(長崎県佐世保市)を結ぶ西九州線を運営する松浦鉄道では、廣島口~前浜間、たびら平戸口~西田平間で法面崩落、高岩~いのつき間で道床流出が確認されている。

これにより、JR九州では8月29日も、佐世保線肥前山口~早岐(はいき)間、唐津線久保田~唐津間、筑肥線山本~伊万里間が始発から運休しており、佐世保線を通過する博多~佐世保間の特急『みどり』、博多~ハウステンボス間の特急『ハウステンボス』も運休。一方、久大本線では12時15分から久留米~日田間が運行見合せとなっている。

松浦鉄道では、たびら平戸口~佐世保間で佐々14時44分発佐世保行きから運行を再開しており、佐世保~伊万里間の列車はたびら平戸口での折返し運行となっている。

このほか、JR西日本では11時時点で、山陰本線益田~下関間と長門市~仙崎間、美祢線(厚狭~長門市)、山口線(新山口~益田)で始発から運行を見合わせている。今後の状況次第では終日運休の可能性があるとしているが、代行バスは運行されない。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る