【フォーミュラE】2019/2020シーズンからワークス参戦のポルシェ、「99X Electric」を公開

Porsche 99X Electric
Porsche 99X Electric全 13 枚

今年11月に開幕予定の「2019/2020シーズン」からフォーミュラEにワークス参戦するポルシェが、そのマシン「99X Electric」を公開した。

ポルシェはルマン24時間レースを含む世界耐久選手権(WEC)の最高峰クラス「LMP1」へのワークス参戦を2017年シーズン限りで終了。同年夏のLMP1撤退表明時には、2019年(2019/2020シーズン)からフォーミュラEにワークス参戦する意向も同時表明していた。その新たな挑戦が今年11月、ついに実戦デビューのときを迎える。

「ポルシェ99X エレクトリック」は、「Formula E Unlocked」と銘打たれたユニークなライブビデオゲーム形態で公開された(8月28日)。電動車レースの最高峰「フォーミュラE」は2019/2020シーズンが「シーズン6」。その前季にあたるシーズン5(2018/2019シーズン)から第2世代のワンメイクシャシーが導入されており、それに「ポルシェ E-パフォーマンス パワートレイン」を融合させ、ポルシェは新シーズンを戦う。

ポルシェのフォーミュラE参戦チームは、モータースポーツと縁深い高級時計ブランド「TAG Heuer」(タグ ホイヤー)をチームのタイトルパートナーに迎え、「TAG Heuer Porsche Formula E Team」の名で2019/2020シーズンに挑む。ドライバーはニール・ジャニとアンドレ・ロッテラー。2017年にはポルシェLMP1チームの僚友として同じマシンで走っていた間柄であり、WECの2018/2019シーズンもレベリオン・レーシングで組んで戦っていた。ともにWEC王者とルマン総合優勝者の称号をもつ名手だ(*ロッテラーのそれら=WEC 1冠とルマン3勝は、すべてアウディ時代に得たもの)。

ポルシェとメルセデスがワークス参戦を開始するフォーミュラEの2019/2020シーズンは、今年11月にサウジアラビアで開幕する予定となっている(メルセデスに関しては、実質的に“強力な尖兵”かつ“のちの実戦チーム運営母体”ともいわれた「HWAレースラボ」チームが前季=2018/2019シーズンに参戦した経緯あり)。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る