6年ぶりにフルモデルチェンジを受け登場したメルセデスの新型『Aクラス』(Mercerdes-Benz A-Class)。4世代目となる新型は、先代からのイメージをそのままに、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデスベンツ ユーザー エクスペリエンス)」や部分自動運転を可能にする最新の安全運転支援システム、「Mercedes me connect」など、上級モデルと同等の先進装備を多く搭載している。ディーゼルや4ドアセダンもラインアップに加わった。
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予約受付開始、322万円から
メルセデスベンツ日本は、 新型『Aクラス』(Mercedes-Benz A-Class)を発表し、10月18日より注文受付を開始する。納車開始は12月以降の予定。
6年ぶりのフルモデルチェンジで4世代目となる新型Aクラスは、先代モデルのスポーティで若々しいイメージを引き継ぎながら、メルセデスベンツの最新デザインを取り入れたエクステリア、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデスベンツ ユーザー エクスペリエンス)」、部分自動運転を実現する最新の安全運転支援システムを採用。また、ワイヤレスチャージング機能や「Mercedes me connect(メルセデス ミー コネクト)」を標準装備するなど、『Sクラス』や『Eクラス』など上級モデルに搭載されていた多くの先進装備を採用している。
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新型開発者「すべての面で刷新されたモデル」
メルセデス・ベンツ日本は10月18日、全面改良した『Aクラス』の受注を開始した。新型Aクラスの開発を担当したダイムラー社のオリバー・ゾルケ氏は同日都内で開いた発表会で「すべての面で刷新された全く新しいモデル」と紹介した。
ゾルケ氏はまずボディ構造について「アジャイルかつスポーティな走行を可能にしている。静かで振動フリーなドライビング、大人になったプレミアムな走行を可能にしている新型Aクラスのひとつの品格だといえると思う」とした。
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新型、「MBUX」開発者にインフォテイメントとしての“最先端”を聞いた
世界で最も進んだ対話型インフォテイメントシステムとして注目の「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が、日本仕様の新型『Aクラス』に搭載された。人工知能を利用した良く機能も備えたとされるこのシステムについてドイツと日本の開発担当者に話を聞いた。
取材の場が設けられたのは、発表会終了後のラウンドテーブルの場。約20人ほどの報道関係者が集まる中で開催された。質問に答えてくれたのは、ダイムラー社研究開発部門でMBUXの開発に携わったトビアス・キーファー氏と、日本語対応を担当したメルセデスベンツ日本 カスタマーエクスペリエンス部MBUX課の民實仁貴(たみざねひろき)氏と、同社広報室の木下潤一氏の3名だ。
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【試乗】「快適エンタメ移動体」は高いか、安いか…中村孝仁
「ハイ、メルセデス!今日は何日?」
天皇州アイルにある試乗会場から一路三浦半島を目指す。あらかじめ、一番気になっていたMBUXの使い方や、スイッチ類の使い方についてレクチャを受けていざ出発!
一般道に入ってすぐに「ハイ、メルセデス!今日は何日?」なんて、具にも付かない質問をしてみた。勿論ちゃんと答えてくれる。ただ、メルセデスという言葉には異常に反応するようで、某モータージャーナリストのウェブ記事で、今日はメルセデスの…と言った瞬間にMBUXが応えていたのは笑えた。当然ながら、ありとあらゆる作業を言葉だけでこなしてくれるのは大変ありがたいし、それによって目線を前方からそらす必要がなくなるのは、相当安全性にも寄与すると思う。
個人的に新しいメルセデス『Aクラス』が凄まじく進化したと思うのは、MBUXもさることながら、質感の向上やら装備の充実度などである。ステアリングに装備されるボタンなどはほぼ上級の『Sクラス』と同じだし、その機能も同じだ。
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A200d 発売へ、コンパクトクラス初のクリーンディーゼル
メルセデス・ベンツ日本は、新型『Aクラス』に、コンパクトカー初となるクリーンディーゼル搭載モデル「A200d」を追加し、3月25日より予約注文の受付を開始した。納車は6月頃を予定。
A200dは、すでに『Cクラス』や『Eクラス』に導入された直噴2.0リットル直列4気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654」をベースとし横置きに対応。従来の排出ガス処理システムに加え、アンモニアスリップ触媒(ASC)を備えるSCR触媒が増設し、欧州で2020年から施行予定のEURO6d規制や、ステージ2RDE(実路走行試験)規制に前もって適合する優れた環境性能を実現している。
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【ディーゼル 試乗】Aクラスの可能性を広げた…九島辰也
コンパクトモデルに初めてのディーゼル搭載
「ハイ、メルセデス!」で話題となった『Aクラス』。インパクトあるテレビCMだけに普段クルマに関して口にしない人も興味を持ったようだ。「あれって、本当に会話できるの?」と。
MBUXの話はともかく、そのAクラスにディーゼルエンジンモデルが追加された。メルセデスのコンパクト系としては珍しいパワーソースの導入である。
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歴代初の4ドアセダン、価格は344万円より
メルセデス・ベンツ日本は、最小モデル「Aクラス」初となる4ドアセダンモデル『Aクラスセダン』を発表、7月22日より予約注文の受付を開始する。
ラインアップは、1.4リットル直列4気筒ターボエンジンの「A180セダン」「A180スタイルセダン」(年末頃納車)と、2.0リットル直列4気筒ターボエンジンに4輪駆動システムを組み合わせた「A250 4マチックセダン」(9月頃納車)の3モデル。さらに発表記念特別仕様車「A250 4マチックセダン・エディション1」を250台限定で用意する。
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【セダン 試乗】『190E』を思わせる身のこなし…島崎七生人
もっともコンパクトで、価格も身近なメルセデス・セダン
1800mmの全幅と2730mmのホイールベース、915mmのフロントオーバーハングはハッチバックと共通。一方リヤオーバーハングは、独立したトランク分、セダンが130mmだけ長い。
『Cクラス』と較べると、全幅は同士の差は10mmに留まるが、全長は140mm短くホイールベースも110mm短い。最小回転半径も0.1m『Aクラスセダン』のほうが小さい。
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セダン、クリーンディーゼル搭載モデル発売へ 価格は420万円
メルセデス・ベンツ日本は、新型『Aクラスセダン』(Mercedes-Benz A-Class)に、クリーンディーゼル搭載モデル「A200dセダン」を追加し、2月27日より予約注文の受付を開始した。納車は4月頃を予定。
A200dセダンは、すでに『Cクラス』や『Eクラス』に導入された直噴2.0リットル直列4気筒クリーンディーゼルエンジンをベースとし、横置きに対応した「OM654q」エンジンを搭載する。従来の排出ガス処理システムに加え、アンモニアスリップ触媒(ASC)を備えるSCR触媒が増設し、欧州で今年から施行予定のEURO6d規制や、ステージ2RDE(実路走行試験)規制に適合する優れた環境性能を実現。すでに、『Aクラス』『Bクラス』『CLA』などに搭載され、好評を得ている。