日産、完成検査不正の再発防止策の進捗を国交省に報告

日産自動車追浜工場
日産自動車追浜工場全 1 枚

日産自動車は、完成検査の不正問題に関する再発防止策の実施状況を国土交通省に報告した。4日、その内容を公表した。

前回5月17日の報告後、全数検査工程の作業観察の徹底を実施した。検査手順、時間、検出力、理解度の確認を織り込んだ「作業観察シート」を新たに作成、シートを使用した作業観察のトライアルを実施してきた。その後、現場からのフィードバックを踏まえて手順を一部見直した上、2019年6月末までに、この手順を明記した業務処理基準書を発行、7月以降、この業務処理基準書に基づいた作業観察を開始している。

前回報告までの実施済みの対策は87項目で、5月の報告以降に実施したのは2項目。計画済みで着手中の対策は4項目。

現時点で継続実施中の対策は「日産ウェイの改訂」「ミッション・ステートメントの改訂」「排出ガス測定において試験条件を逸脱したデータを自動的に無効化するシステムの導入」「抜取検査の計測自動化」があり、これらについては継続して取り組むとしている。

また、実施済みとなった対策についても実施状況のモニタリングと見直しを行い、事業環境の変化に合わせてアップデートを継続するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  4. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  5. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る