コンチネンタル、自動運転技術の開発を促進…AI企業に出資

コンチネンタルが出資したカルティカAIのAI(人工知能)による物体認識技術
コンチネンタルが出資したカルティカAIのAI(人工知能)による物体認識技術全 2 枚

コンチネンタル(Continental)は9月4日、人工知能(AI)分野のソフトウェア会社、カルティカAIに出資した、と発表した。自動運転技術の開発促進が狙いだ。

カルティカAIはイスラエルに本拠を置く新興企業で、物体を認識する技術の開発に取り組んでいる。同社のテクノロジーは、自動運転車が車両の周囲の物体を認識するうえで、重要だ。

コンチネンタルはすでに、自動運転などの先進運転支援システム(ADAS)の物体認識に、AI技術を活用している。センサーが取得したデータと画像は、車両コントロールユニットのソフトウェアを介して、道路上の物体を識別するために使用される。

自動運転車の走行ルートの計算は、この環境認識に基づいて行われる。従来、物体認識に対応するシステムは、手動で広範囲に行う必要があった。すべての交通状況と道路上のすべての物体は、最初に人間によって分類と指定を行う必要がある。これは、安全関連のアプリケーションの場合、非常に時間とコストがかかるプロセスだ。

コンチネンタルがフランクフルトモーターショー2017で発表した自動運転。コンチネンタルがフランクフルトモーターショー2017で発表した自動運転。

カルティカAIのAIベースのソフトウェアソリューションにより、手動入力は大幅に少なくなる。コンチネンタルは、カルティカAIのソフトウェアにより、自動運転を含めた新しい先進運転支援システムの実用化を促進していく。

《森脇稔》

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