メルセデスベンツ初のEV『EQC』、最高評価の5つ星…ユーロNCAP

メルセデスベンツ EQC (欧州仕様)衝突試験
メルセデスベンツ EQC (欧州仕様)衝突試験全 7 枚

ユーロNCAPは9月4日、メルセデスベンツブランド初の市販EV、『EQC』(Mercedes-Benz EQC)の衝突安全テストの結果を公表し、同車を最高評価の5つ星に認定すると発表した。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突32km/h、歩行者衝突40km/hで行う。ユーロNCAPの評価は、4項目に応じてポイントを配分。最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの40%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者&自転車保護性能」、自動ブレーキなどの「安全支援装置」の3項目には、各20%を配分する。

さらに、ユーロNCAPは、前面フルラップ衝突テストを実施。背の低い女性ドライバーと、後席に乗員を乗せた状態を想定し、テストを行う。緊急回避の自動ブレーキをはじめ、先進の安全装備も、評価基準となった。最新の制度では、自転車との衝突における安全性も評価される。

最高の5つ星を得るためには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者&自転車保護性能」で60%以上、「安全支援装置」で50%以上のポイントを獲得するのが条件。4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されない。メルセデスベンツ EQC(欧州仕様)メルセデスベンツ EQC(欧州仕様)

メルセデスベンツEQCのテスト結果は、成人乗員保護性能が36.6点(96%)で、5つ星の条件を満たす。子ども乗員保護性能は44.1点(90%)で、5つ星の条件に適合。歩行者&自転車保護性能は36.2点(75%)と、5つ星条件に見合う。安全支援装置は9.9点(75%)と、5つ星に必要な50%を上回った。

これらの結果、ユーロNCAPはメルセデスベンツEQCを、総合評価で最高の5つ星と認定している。
あおり運転に備えて人気のドライブレコーダー。その記録媒体のSDカードの使用環境は過酷だ。不具合が…

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る