フォルクスワーゲンは9月6日、ドイツで9月10日に開幕するフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)で初公開する新型EV、『ID.3』(Volkswagen ID.3)の量産を、11月からドイツ・ツヴィッカウ工場で開始すると発表した。
フォルクスワーゲンはドイツ・ツヴィッカウ工場を、電動化のグローバル中核拠点として改修している。これにより、同工場におけるEVの年間生産能力を、最大33万台とする計画だ。
ツヴィッカウ工場では11月から、「MEB」(モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス)車台を使用した次世代EV、「ID.」ファミリーの生産を開始する。このMEBは、コンパクトカーからSUVや商用バンに至るまで、幅広いセグメントに使用することができる特長を持つ。
ID.の車台では、モーターがギアボックスとともにリアアクスルに組み込まれ、バッテリーが他のコンポーネントと共に車両のフロア下に効率よく搭載される。モーターからリアアクスルへのパワーの伝達は、1速ギアボックスを介して行われる。WLTP基準による航続は、330~550km。出力125kWhの急速充電システムを利用すると、30 分以内にバッテリー容量の80%を充電できる。
フォルクスワーゲン ID.3 のプロトタイプID.ファミリーとして、ツヴィッカウ工場で最初に生産を開始し、2020年に発売されるのが、フルコネクテッド機能を備えたコンパクトEVのID.3だ。フォルクスワーゲンは、ツヴィッカウ工場が欧州で最大かつ最も効率的な電動車の工場になる、としている。
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